出版社内容情報
家庭とはつまり場所なのだ――。「四十日と四十夜のメルヘン」で最大級の賛辞を受けてデビューした気鋭が選んだ次なるテーマは「家」。待望の第二作品集。
内容説明
女ともだちのマンションに通う次男。その靴を洗うことに執着する母。仕事をやめ「ひさしぶりに殺し合いをしようぜ」と、ゲームコントローラーを握る兄。父の耳の穴からは得体の知れないものが飛び出して―。いま、最も注目を集める気鋭が拓く、家族小説の新しい地平。
著者等紹介
青木淳悟[アオキジュンゴ]
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で、第35回新潮新人賞を受賞。’04年発表の第二作「クレーターのほとりで」が第18回三島由紀夫賞候補となる。上記二作を収録した初の小説集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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