狂気の偽装―精神科医の臨床報告

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104701025
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0095

内容説明

現代に増殖を続ける自称「心の病」の患者たち。「うつ病」「アダルトチルドレン」「PTSD」「トラウマ」「摂食障害」…。果たしてそれは本当の病なのか?世に騙られる精神病の、偽りの仮面を剥ぐ。その真の姿を赤裸に描いた、精神医療最前線。

目次

第1章 偽りのPTSD
第2章 トラウマ狂い
第3章 うつ病の黒い犬
第4章 恐るべき子供たち
第5章 オン・ザ・ボーダー
第6章 自傷系・自殺系
第7章 殺人者精神病
第8章 アルファ系衛星の氏族たち
第9章 物質関連障害
第10章 困った人々、故障した脳

著者等紹介

岩波明[イワナミアキラ]
1959年、横浜市生れ。東京大学医学部医学科卒。医学博士。精神保健指定医。東京都立松沢病院を始め、多くの精神科病棟で診療にあたる。東京大学医学部精神医学教室助教授、藍野大学設立準備室を経て、2005年より埼玉医科大学精神医学教室助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

32
精神医療の具体例が多く出てきて興味深かった。精神科医と患者、同じ人間紙一重の世界な気もする。2022/01/13

井戸端アンジェリか

16
ドラえもんが何とかしてくれるとかねずみ男がどうとか、事件後に変な事を言い出す件を紐解いてくれるのかと読始。違った。主にうつ病とPTSDで、目から鱗がポロリンコです。友達になりたくないNo.1岡田美里の件で激しく同意です。病気をアクセサリーや商売の道具にするな。2017/02/27

レニ

9
安易なPTSDやトラウマといった言葉の使用に警鐘を鳴らす章から始まる本書。メディアや、不特定多数に当てはまってしまい耳ざわりのよい病名にも、気をつけていないとなあ。 著者が、医師として分からないことは分からない(解明されていない)ときちんと書き、疑問をもつ本はきちんと名前をだして意見しているので、説得力があった。 「なぜ自殺してはいけないのか」について医師ですら、はっきりと答えを言えないんだな・・。難しいことだと、思う。 フィリップ・K・ディックの「アルファ系衛星の氏族たち」を読んでみたくなった。2014/06/13

おおきなかぶ

3
中々、理解し難い世界でした。2021/07/31

鬱男。ギリギリフリーター

3
少し著者の主観が強過ぎる気もするけど、なるべくたくさんの人に知って欲しい世界。世界仰天ニュースより驚くかも。2013/08/20

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