内容説明
民営化後約二十年、依然として電電公社時代の体質が色濃いNTT。だが、ITが国の生命線となっている現在、通信分野での非効率や遅滞は、経済・産業の衰退に直結していることを忘れてはならない。独占に固執し、独占を武器に日本トップクラスの売上げ・収益を誇るまでになったNTTは、いまや日本経済を脅かす存在なのである。日本を蝕む巨大独占の実態とその弊害をレポート。
目次
序章 知られざるNTT帝国の素顔
第1章 弱者を装う「日本一」の高収益企業
第2章 「NTT偏重」政策に反発した新電電の反乱
第3章 死屍累々、NTTのライバルたち
第4章 米国の通信自由化に見る「独占」との闘い
第5章 巨大独占を生んだ真藤恒氏の変心
第6章 郵政省vs.NTT死闘の果てに
第7章 ドコモ、データ、コム―受け継がれる「独占のDNA」
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