出版社内容情報
日光、箱根、軽井沢、奈良。こんな身近に、忘れていた上質な旅時間があった……。一杯のコーヒーだけでも安らげる、「百年ホテル」の楽しみ方、教えます。
内容説明
箱根、軽井沢、日光、奈良―わずか数持間の旅先で見つけた、優雅で心和む一日。回転扉の向こうにひろがる「ほんもの」の秘密。百年ホテルで生まれ育った著者が教える、難しくないドレスコード、洗練された振る舞いの基本マナー案内付き。
目次
第1章 見る
第2章 味わう
第3章 泊まる
第4章 旅する乙女の処方箋
著者等紹介
山口由美[ヤマグチユミ]
1962年、神奈川県箱根町生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。旅をテーマにノンフィクションやエッセイなどを執筆。曾祖父は、富士屋ホテルの創業者、山口仙之助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
12
明治から現在までの長い長い年月の中で、お客たちや従業員たちの思い出を吸い込んだ、クラシックホテル。背筋をピンと伸ばさせる品格があると共に、今そこに立てば、アインシュタインやジョン・レノン夫妻がそこを歩いていた頃の情景が蘇るかのような…、そんな懐かしさもあります。これは、そんなクラシックホテルをまとめた本。富士屋ホテル。日光金谷ホテル。万平ホテル。奈良ホテル。何もかもが和と洋が心地良く調和したアンティーク…! わたしもいつの日か訪れてみたいです。単なる旅じゃない、これは時の旅ですね。2020/04/03
魚京童!
10
上流階級は知ってるだろうし、下流階級は縁がない。誰のための本なのだろうか。2013/11/23
和草(にこぐさ)
6
一人でのんびり味わい、体験したいクラシックホテル。建物、装飾をくまなく見てみたい。2017/02/11
酩酊石打刑
5
妻がクラシックホテルのファンなので、4ホテルとも体験したことがある。とはいえ、万平ホテルはティールームでのお茶だけ、富士屋ホテルでは、ディナーは近くの食堂で済ませた。金谷ホテルと奈良ホテルは夕食もホテルで摂った。各ホテルとも、ホテル内を見学するだけでも楽しい時間を過ごすことができる。わたしにはよくわからないのだが、この本の構成や感じ方が妻のホテルの楽しみ方の視点にあっていていると思った。写真も文章も落ち着いた感じの素敵な本だと思った。2016/05/31
Ponyo
4
箱根の富士屋ホテル、軽井沢の万平ホテル、日光の金谷ホテル、奈良の奈良ホテルの歴史や秘話めいた話が綴られたもの。ホテルが大好きなので、訪れたような気分になって楽しめた。クラシックホテルという響きもいい。2011/11/14