出版社内容情報
★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店札幌本店・Y.O.
半世紀を経てなお多くの謎を残している事件がある。「闇」の奥の糸を手繰り寄せては押し返される大きな歴史の流れの中で真実を掴むことができたのか?昭和史最大の謎は解明されたのか?知らないより知ったほうがいい?ジグソーパズルは完成したのか?
★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店新宿本店・木島朋子
下山事件そのものすら私は知らなかった。故に、事件を一から掘り起こし、のめりこんでいく著者の姿に、こちらもいっしょに夢中になってしまった。まさに「下山病」に伝染されるが如く。さらに、この本の魅力として、現在のマスコミの在り様が興味深く書かれていることが挙げられる。著者は当初、取材結果を映像として発表しようとするが結局ボツ。さらに、某週刊誌に連載するも…。事件解決メデタシメデタシでは終わらないリアルさが心に残る。
内容説明
その列車がゆっくりとカーブを描きながら目の前を通過したとき、日本の歴史も大きく軋みながら軌道を変えた―。『彼』の情報が恐ろしく重要なものだと分かったのは、ジャーナリスト・斎藤茂男と出会ってからだった。あれから半世紀。残った者たちの重い口を開かせることが、果して出来るのか?生き残りたちを懸命に探して会う「僕」の旅が始まる…。
目次
第1章 下山事件
第2章 事件の連鎖
第3章 テレビでの日々
第4章 スクープへの予感
第5章 決裂と挫折
第6章 終幕
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。テレビディレクター、映画監督。98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表、ベルリン映画祭に正式招待される。2001年、その続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞
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感想・レビュー
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