米朝快談

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米朝快談

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784104660049
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幼少より親しみ、血肉となった桂米朝の噺をネタに紳助、AKB48、それに自身のへたれぶりを綴る唯一無二の上方落語礼賛エッセイ。

神推し! 婚活、金欠、森羅万象の答えは桂米朝の噺にあり。唯一無二の上方落語エッセイ。「門外漢」と侮るなかれ。幼少より寄席に通い、米朝大全集と著作に長年親しみ、いまや小説家の血肉となっている! 十五の演目をネタに自身の貧窮と独り身を笑い飛ばし、人間国宝とAKB 48を同列に論じ、島田紳助の凋落と立川談志の芸風を嘆き惜しむ。新作落語にも挑む最強の落語本にして、最新の野ばらワールド全開。

内容説明

婚活、金欠、森羅万象の答えは桂米朝の噺にあり。実は寄席演芸にも詳しいカリスマが演目の凄みを解き明かし、自身と芸人を叩き斬る落語礼賛、お笑いエッセイ集。

目次

たちぎれ線香
貧乏花見
親子酒
持参金
三年酒
はてなの茶碗
天狗さばき
阿彌陀池
景清
けんげしゃ茶屋
百年目
いもりの黒焼
こぶ弁慶
算段の平兵衛
地獄八景亡者戯

著者等紹介

嶽本野ばら[タケモトノバラ]
京都府生まれ。2000年『ミシン』で小説家デビュー。『エミリー』と『ロリヰタ。』が二年連続で三島由紀夫賞候補になり、『下妻物語』は映画化され、高い評価を受け、海外でも公開された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skellig@topsy-turvy

15
すっごく久しぶりに野ばらさんの作品読みました。アニメとかアイドルへの嗜好が始まってから遠のいてましたが、割と変わってないんじゃないだろうか、この方。落語ネタどっぷりというわけではなく、身辺雑記+落語の演目についての説明、解釈などという感じ。全く演芸素人でも楽しめました。2013/09/08

kiho

7
落語に造詣が深い方だとは知りませんでした☆関西出身だけに生活の中に笑いがある…それでも漫才より落語、それも米朝師匠の語りについての考察はとても奥深いです♪端々に野ばらさんの飾らぬエピソードがでてくる所も、エッセイ的楽しさが…。2014/03/12

庭木実のる

6
忙しかったせいもあるが、読むのにすごく時間がかかった。連載もので、最初はあんまり調子が出てなかったのかもしれない。後半のほうが読みやすかった。最後に掲載されてる創作落語はけっこう笑えた。やっぱ、野ばらさんいいですよ。ボクは好きだな。2014/03/14

商業主義の地獄ゆき

6
野ばらんが落語、寄席などのお笑いが好きとは初耳だった。落語の解説にエッセイを交えて書いてあり、今まで知らずとも楽しめる一冊です。野ばらんらしさもしっかり出ていて読み応えのある本です。新作落語も披露してるよ。最近の野ばらん作品のなかでこれが一番いいかも。「それでコミュニケーションが滞るなら、滞ればいいから。」かっこいい!私もいつもこれくらい自分の気持ち・信念を持っていたい。2013/09/03

mau

5
嶽本野ばら×落語という組み合わせが興味深くて手に取った。野ばらさんのクセのある趣味や思考が至るところに顔を出すけれど、「お笑いではなく演芸が好き」と断言するだけあって、落語についての考察、小道具偏重のお笑いへの指摘はなるほど鋭い。言葉の違いからなじみがなく、あまり聞いたことのない上方落語にも興味がわいた。2013/05/18

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