内容説明
この街にやってきて、夢破れ、それでも夢を見つづける、Dreamerたち。虚栄の街に生きる男女の素顔に迫る人間ドキュメント。
目次
第1章 嘘つき女―韓国クラブのスナ
第2章 マドリガル(純愛歌)―ホストフミカズ&女子大生ミホ
第3章 ヤクザという俺―ケンタ
第4章 不夜城に生きる平凡な男―韓国クラブ店長パク
間奏曲 変わる新宿歌舞伎町―寿司屋のオヤジ&取り立て屋
第5章 「ホテル行こう」ばっかり―フィリピンパブのソフィヤ&マール、プロモーター久我
第6章 若く美しい兵士たち―ロシアンクラブのアンナ&ナターシャ
第7章 自由という名の宝物―中国クラブの暁雲
第8章 「自分の国に帰んなさい」―韓国スナックのママ
著者等紹介
世川行介[セガワコウスケ]
1952年、島根県生まれ。山口大学経済学部卒。証券会社勤務後、1982年に実家の特定郵便局を継ぎ、1995年まで数局の局長を務める。43歳で郵便局長を辞し、上京。職を転々としながら作家を目指す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
19
日本人アイディアいっぱいあるよ。キャバレー、ピンサロ、ノーパン喫茶、ソープランド、ラブホetc... 夢を抱き故郷を発ったというより、金を稼ぐため日本に向かった人たち。10人程の歌舞伎町で働く人たち。ホストやホステス。一線を超えなくとも人々から後ろ指を指され、胸に空虚感を抱えている。虚栄の街に生きる人々を追ったドキュメンタリーだが、あまり響いてくるものがなかった。2017/11/02
しぃたろ@記録の一部が消失:(
2
正直な所、私は歌舞伎町で働く外国人を見下していた。けれど読んでいる内にその様な偏見は跡形も無く消えて、良い意味で外国人への見方が変わった。視野を広げたいと思っている人は是非、本書を読んで欲しい。2011/10/07