内容説明
著者自ら選んだ生地に好みの色を特染した布貼り、豪華オールカラーの愛蔵版。『芸術新潮』連載の人気エッセイ、ついに単行本化。
目次
ボロ布
ドゴン族の柱と扉
平瓦
花をいける
ブリキのヒコーキ
アフリカの石像
葉書と文机
李朝白磁とデルフト白釉
アフリカの通貨
西洋カルタ〔ほか〕
著者等紹介
坂田和実[サカタカズミ]
「古道具坂田」主人。1945年福岡県生れ。上智大学卒業後、商社勤務を経て、1973年、東京・目白に古道具屋を開く。以来年に数回、海外へ仕入の旅に出かけ、ヨーロッパ、アフリカ、朝鮮、日本、南米など、さまざまな国の品物を扱う。1994年、千葉県長生郡長南町に美術館as it is(設計=中村好文)を開館
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感想・レビュー
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カエル子
2
ゼロ・ウェイストを追求する町、徳島県は上勝町の宿にて借り読み。骨董屋さんを営むご主人が、素朴に素直に誰がなんと言おうと良いと思う品々を紹介してくれます。なるほどそれは良いかもねと思うものだったり、いやそれは家族としてはごみでしょうと思うものだったり、いろいろです。読んで明らかに影響を受けて、くるくるショップへお宝を探しに行ってみたけどなにも見つからなかった笑。アンティークの範疇にあるモノがなかったのか、はたまたこちらの目が足りないのかわかりませんが、お宝探しはたぶんわたしには合ってないってことで。2022/03/20
takao
2
ふむ2020/11/01
TAKAMI
1
権威や評論や市場評価から離れたコレクションを作り販売する骨董屋さんによるエッセイ集。芸術新潮での人気連載をまとめたもの。1つの話で数ページ、ひとつのモノについて語られるけれど、対象の幅が広くて面白い。ピカソ的でない、綺麗なアフリカ工芸であったり、アンティークのおもちゃだったり、朝鮮のお皿だったり。やや評論家をバカにし過ぎでは、とは思うけれど、本当に自分の好き嫌いでモノを集め、モノにある種振り回される姿には共感もする。楽しい本でした。2018/03/07
きりぱい
1
骨董なんて、昭和の安いデッドストック(骨董じゃないか)で喜んでいるぐらいだから、価値どころか美しさもわからないけれど、この本のタイトルのように、ひとりよがりな好みというのはあるもので、全くの好き嫌いだけはあって、それが骨董界のカリスマらしい人の眼となると、それはもう、すごいのか美しいのか正直よくわからない物の方が多くて・・。それでも、目を楽しませる写真が並び、その物にまつわるエピソードや古道具屋の日常が面白い。2010/04/24
h K
0
美しい本。2016/03/05
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