マリン・スノー

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104621019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

多くの兵士の霊が眠る硫黄島が、いまふたたび流血の地と化そうとしていた。南硫黄島沖の深海から隆起した海底火山のカルデラで、中国の潜水艦〈海鳳〉が沈没。この事件に端を発し、日本の潜航調査船が爆破され、中国のものと思われる国籍不明機が日本領空内を侵犯するといった事件が続発する。はたして中国の目的は?調査にあたった海上自衛隊硫黄島航空基地隊と、航空自衛隊のファイター・パイロットたちは、一連の事件の真相に迫れるのか?マリン・スノーの舞う海底カルデラの謎をめぐって、硫黄島海域はいままさに一触即発の情勢となった―。

著者等紹介

高野裕美子[タカノユミコ]
2000年、第三回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作『サイレント・ナイト』で作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

31
★★★☆☆ 初読。硫黄島沖で中国の潜水艦が沈没。次いで日本の海洋調査艇が遭難した。国家規模の陰謀により硫黄島は紛争の舞台となりつつあった…。  陰謀の概要は中盤位で判明し、以降敵と自衛隊の戦闘になっていく。国際法を無視した海洋進出とか、現実にも近い事はあるんだろうなぁとは思うし、専守防衛に縛られて歯痒い自衛隊の立場も分かる。でも何と卑劣な!敵憎し!って方向に突っ走ってしまうのも引っかかるかなぁ…。「冒険ロマン」として楽しみましょ。硬質な文体と、家族や恋人に対するウエットな思い入れがないまぜになった味わい。2024/07/10

ごいんきょ

16
この本は2回目のはずだけど、内容を全然覚えていない。 他の作品も良かったよな。 でも二度と新作が出ないなんて悲しいな。2023/12/13

マッピー

15
飛行機は墜落させられ、船は爆破される。そんな描写を飛行機の中で読む。硫黄島周辺を中国船が怪しい動きを見せ、北朝鮮の謎の組織が何らかの係わりをみせる。この本、横書きの方がよかったと思います。ページの大半がカタカナら数字やアルファベットだったりすることもあるくらいなので、縦書きだと内容が頭に入ってきにくいのです。多分話は手に汗を握るはずのものですが、そんなわけで私には物語に入り込むことはできませんでした。全体的に人物描写は、自衛隊の描写よりも平坦だったような気がします。ちょいと残念。2019/11/28

yasu7777

4
★★★☆☆ ちょっとストーリーに無理がある。2017/01/09

decomo

3
専門用語はちんぷんかんぷんだけど、読みました。ファイターパイロットやっぱりカッコいい。色々難しい事ですが、単純にカッコいい世界を楽しみました。2019/04/07

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