内容説明
日本を震撼させる「みずほフィナンシャルグループ」の迷走。世界最大級のメガバンクは、発足前から合併破綻の危機を内包していた。いま初めて解き明かされる衝撃の真実。
目次
序章 沈みっぱなしの“巨艦”
第1章 内紛の果てに指名された男
第2章 システム障害騒動
第3章 著しかった名門・富士銀行の凋落
第4章 一勧を襲った危機と興銀の斜陽
第5章 検証・不良債権問題
第6章 みずほ二〇〇二年三月期決算をめぐる“疑惑”
第7章 三本の矢が折れる時
著者等紹介
須田慎一郎[スダシンイチロウ]
1961年、東京生まれ。日本大学卒。経済誌記者を経て、フリージャーナリストとなる。銀行業界をはじめとする金融界、日本銀行、金融庁、財務省、東京地検等に豊富な人脈を持ち、金融ウォッチャーとしての実力には定評がある。週刊誌、経済誌、夕刊紙への執筆の他、テレビ朝日「サンデープロジェクト」等テレビでも活躍
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感想・レビュー
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東雲時雨
1
10年も前の話なのだがおそらく日本の銀行という組織と取り巻く金融世界、みずほをはじめとするメガバンクの実態は決してよい方向には向いていないと感じざるを得ないと思う。バブル期のしわ寄せを今なお背負い続けているということも感じられる。10年前の当時にこの本を読んでいればと思う。2012/05/09
ともあきほ
0
みずほ銀行の内情が分かって面白かったが、後半は少し読みみづらい(細かい数字が出てくるから)、日本の銀行はあぶない 2003/09/07
ぬまもん(clannnad3)
0
この本を見ることで、どれだけ日本の銀行がやばいピラミッド組織なのか、そしてみずほという会社がやばい組織なのかわかります。「みずほはいまや沈没寸前の巨大戦艦なのだ」この言葉の意味が、読み終わったあとによくわかるはず。読みにくいが、本当に面白い1冊。おすすめ。2009/06/24