3652―伊坂幸太郎エッセイ集

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104596058
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

デビュー10周年に贈る初めてのエッセイ集。10年間/3652日間に紡がれた数多の「小説以外」を、惜しむことなく一挙収録!全エッセイに、著者自身による脚注コメンタリー(裏話満載)付!


偏愛する本や映画に音楽、「喫茶店」で巻き起こる奇跡、退職を決めたあの日のこと、「干支」に恐怖する年末年始、封印された「小説」のアイデア――二十世紀末のデビューから十年、伊坂幸太郎の初エッセイ集いよいよ刊行! すべてのエッセイに、裏話満載の語り下ろし脚注付き! 全小説リスト(単行本未収録作含む)も掲載。

内容説明

「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日のこと、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア―20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。

目次

幾つもの映像や文章に影響を受け、そして現在
キャラメルコーン
ハードボイルド作家が人を救う話
健康療法マニア
アメリカンコーヒーゲーム
B型とセガールとヨーグルト
映画館は平和だ
言葉の壁
自由な席
ごきげんよう〔ほか〕

著者等紹介

伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生れ。1996年サントリーミステリー大賞で、「悪党たちが目にしみる」が佳作となる。2000年『オーデュボンの祈り』(新潮社)で、第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』(東京創元社)で第25回吉川英治文学新人賞を、「死神の精度」(オール讀物)で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2008年には『ゴールデンスランバー』(新潮社)で第5回本屋大賞と第21回山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

らったった

244
著者10年分の思いがぎっしり詰まったエッセイ集です。小説家の方は自分のことを平凡なやつといっていますが、そんなことないと思います(^^)また、新しい作品期待しています(*^^*)2014/06/02

hiro

230
エッセイが苦手という伊坂さんの「十周年のエッセイ集」。この本を読んで伊坂さんについてわかったことは、①自分のことを出不精、小心者、心配性だと思っている。②映画、音楽が大好き。③初めて行った外国は、あの‘ドルジ’の母国ブータン。④小説を書くときは、「笑える」というのがとても重要と考え、そのことばかり考えている。⑤過去に読んで影響を受けた小説。⑥黒澤、溝口などの小説の登場人物の名前の由来。つまり、この本は、伊坂幸太郎ファンには必読のエッセイだということだ。さあ、続けて積読本となっている伊坂本を読もうと思う。2013/11/14

ちはや@灯れ松明の火

156
十年一昔とはいうものの、仕事して本読んでまた仕事して時々映画行ってと、そんな平凡な毎日を3652回繰り返せばあっという間に十年間なんて経過してしまう。当代きっての人気作家が住まう杜の都、そこには超然とした泥棒も音楽好きな死神も麻雀好きの大学生も首相暗殺の汚名を着せられた逃亡者も当然ながら存在せず、ただ謙虚で真摯な小説家が十年一日の平々凡々な日常を送りながら非凡な作品を毎年毎年生み出しているだけだ。人を楽しませるエンタメを書きたいという情熱は時を経ても変わることなく。きっとこれから先、何十年もずっと。 2011/05/15

ミナコ@灯れ松明の火

143
「どんな本を気に入るのか」「どんな映画や音楽をカッコいいと思うのか」を垣間見るということは、その人の核の部分に触れるようなものではないかと思う。小説の根底に流れるメッセージから作者さんの人となりを想像することはできていたけれど、このエッセイでそれが更にはっきりとした輪郭になってきた感じ。ご自身でつけられた脚注が、エッセイ発表当時と今との時間を埋めていて、2度おいしかった。読みたい本がまた増えて、どうしようー!と嬉しい悲鳴。2011/09/27

nyanco

123
あとがきで伊坂さんご自身が仰っているように、大変申し訳ありませんが小説に比べるとエッセイは…です。確かにモリミーやマキメのエッセイも小説に比べると、イマイチ面白くない(ゴメンナサイ)破天荒な小説を描かれる作家さんって意外と普段は非常に真面目な方が多く、エッセイになるとこの生真面目な感じが小説に比べてあんまり面白くない…と感じてしまうんでしょうか。でも、伊坂さんの真面目なお人柄は実に良く伝わってきます。欄外に説明を加筆されているあたり、いかにも真面目な伊坂さんらしい。続→2011/01/12

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