出版社内容情報
【この本をお薦めします!~紀伊國屋書店本町店・小田夏芽】
秩序に対して人はどうあるべきか。なんて、そんな重いことまでも軽く書き上げてしまったすごい小説。主人公と犯罪によって生まれた弟と父と亡くなった母の家族の絆がとてもあたたかい。スタイリッシュでユーモアある文体に冒頭一行目から虜になります。
【この本をお薦めします!~紀伊國屋書店本町店・岸田安見】
ちっとも泣けない感動的な話。とは著者の言葉ですが、“感動”というのが涙なしで実感できるものなんだと思いしらされた1冊。
内容説明
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。
著者等紹介
伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。1995年東北大学法学部卒業。映画が好きで、映画監督のコーエン兄弟、ジャン・ジャック・ベネックス、エミール・クストリッツァなどに影響を受ける。1996年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作。2000年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デヴュー。2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年希にみる資質の持ち主として注目を浴びる
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