内容説明
銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。
著者等紹介
石田衣良[イシダイラ]
1960年東京生れ。成蹊大学卒業。広告制作会社勤務後、コピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
112
こんなにイロイロある、中学生もないでしょうけど、友達っていいね、月島へ行ってみたくなる2019/02/13
ふじさん
105
もんじゃ焼き屋が並び、裏道に入れば木造の長屋があり、見上げればスカイラインを切り取る超高層マンション。それらが奇妙に調和共存する月島。そこに住む中学二年生四人組が1年間に経験する出来事。ウェルナー症候群という難病のナオト、180センチ、100キロの巨漢のダイ、勉強が得意の秀才のジュン、普通のイケてないテツロー。ちょっぴり背伸びをしながら四人は、この町で恋をし、傷つき、死と出会い、労わりあい、成長していく。瑞々しい八つの物語は、ちょっとおませな今時の14歳の青春ストーリー。なかなか面白かった。 2024/07/08
R
63
4人の14歳少年たちの日々を綴った、ちょっとエッジのきいた青春小説でした。こんな中学生活はねぇだろと思ってしまったり、一種SFとすら思うようなところもあって、物語だからそれで済むけど、実際だったら大惨事じゃないかといった子供っぽさというか、危険さもあって、ひやひや読んだ。自分がおっさんだからだろうかそんな僻目というか、引け目も感じつつ、清清しい少年たちの姿が心に沁みた。スタンドバイミーを思わせる物語だった。2020/11/09
nyanco
51
思春期の少年の背伸びをした大人になる直前の感じ。14歳の男の子の頭の中ってホントにソレだけだとしたら母親としてはちょっと怖いw。石田さんらしいスタンドバイミー。『月の草』『飛ぶ少年』は結構好き。物語のラストシーンのイメージを表す表紙が素敵。裏表紙もいい。これも直木賞受賞かぁ…、やはり別の作品で受賞してほしかったなあ。2009/10/21
ゆみねこ
46
東京の下町、月島に暮らす4人の中学生のお話。急速に開発された高級マンションと中級レベルのサラリーマン向けのマンション、昔ながらのしもた屋が混在し、クラスの構成も様々な中で、ジュン・ナオト・ダイとテツローが出会う日常。「飛ぶ少年」・「大華火の夜に」が良かった。2012/09/01




