内容説明
偏差値的に言えば、東大と京大が両巨頭であるのは周知の事実。両校の世間的なイメージでいうと、東大は「要領のよいエリート、官僚養成、暗記型、資格試験」。京大は「不器用な自由人、アカデミズム、思索型、ノーベル賞」。さて、そんなイメージはどこまで当たっているのか。歴史、キャンパス、教授陣、各種試験合格者数と、徹底的に調査した。そして東大の意外な素顔、京大の驚くべき現実が浮き彫りになった。
目次
第1章 輝ける歴史と伝統(「大学」の歴史;東京大学の歴史 ほか)
第2章 学び舎としての東大・京大(学び舎としての東大;学び舎としての京大)
第3章 東大vs.京大(キャンパスマップ編;キャンパスライフ編 ほか)
第4章 偏差値だけでは語れない!―入試問題から見る求められる人材 予備校、企業人事部の意見(入試問題分析;就職・人事の目 ほか)
第5章 頂上決戦―やはり、東大が偉いのか?それとも…。
著者等紹介
白石まみ[シライシマミ]
1971年、神奈川県生まれ。ビジネス・経済誌編集記者、男性情報誌の編集者を経験。独立後、フリーランスライター兼エディターとなる。現在は、映像メディア、歴史、教育関係を中心に、単行本や雑誌の編集・執筆活動を幅広く行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
5
東大、京大以外の大学をなんとか卒業した私にはどちらも「憧れの存在?」。本書は、このテーマをバカ真面目に比較している。予備校教員が語る入試問題答案の書き方(方針)の相違は妙に納得できる。今までに出会った数少ない東大卒は、やせ気味で無駄口をきかず、用心深い、という印象。一方、京大卒は、自分の意見をはっきり言う。(まぁ、自分の主張だけ行い、他人の意見は全然聞かない、とも言えるのだが)いずれにしても、やはり知識は当然だが、生き方(やり方)が、「きっちり」(理路整然)としていた。2018/09/02
-
- 洋書
- Darkfell