内容説明
ちょっとおデブさんだけれど、豪放な鳴り方が好き。私と愛器モンタニャーナはいつだってふたり連れ。―カザルス・コンクール優勝以来40年、独自の道を拓き続けてきた世界のトップ・チェリストが、いま静かなブームを呼ぶチェロ音楽の世界を縦横に語る。
目次
1 チェロの話
2 音楽との出会い
3 斎藤秀雄先生と「子供のための音楽教室」
4 わがシュタルケル先生
5 インディアナ大学留学のころ
6 西オンタリオ大学での十六年間
7 演奏旅行の話
8 西洋音楽と私たち
9 現代曲と伝統
10 演奏家として、教師として
著者等紹介
堤剛[ツツミツヨシ]
アメリカを本拠地に国際的に活躍するチェリスト。1942年生まれ。故斎藤秀雄に師事。8歳でリサイタルを開き、15歳で日本音楽コンクール第1位・特賞。桐朋学園高校卒業後、インディアナ大学に留学。1963年には市ヤーノシュ・シュタルケルの助手を務める。同年ミュンヘン国際コンクール第2位、続いてカザルス国際コンクール第1位を得て本格的な活動に入る。71年鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)。73年イザイ・メダル。80年度芸術祭優秀賞、レコード・アカデミー賞。87年モービル音楽賞、N響有馬賞。93年日本芸術院賞。98年中島健蔵賞。今や文字通り日本クラシック界の重鎮だが、多くの邦人作曲家の重要作の初演を行い、「堤剛プロデュース」「フェスティヴァル・ソロイスツ」などのシリーズを主宰し、また霧島国際音楽祭の監督を務めるなど、最先端の音楽シーンで意欲的にリーダーの役割を担っている。日本チェロ協会会長
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