内容説明
2002年ソルトレイクシティ五輪開幕直前、清水宏保は、自分の限界と闘っていた。162cmの小柄な肉体と喘息、そして腰に抱えた爆弾…。マイナス要素しか持たない男が苦闘の果てに掴み取ったのは、鈍く輝く銀メダルだった―。未知なる領域に到達するため、前人未踏のトレーニングに挑み続ける清水哲学のすべてを描く。
目次
プロローグ
ソルトレイク五輪開幕
レース当日
激白
長野五輪
神の肉体を求めて
原点、そして未来への扉
エピローグ
著者等紹介
吉井妙子[ヨシイタエコ]
朝日新聞社に13年間勤務した後、91年にスポーツジャーナリストとして独立。『帰らざる季節―中嶋悟F1五年目の真実』(文芸春秋刊)で91年度ミズノスポーツライター賞受賞。スポーツのジャンルを問わず、選手の人物ノンフィクションを手がける。経済、芸術の分野でも執筆
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
25
身体の感覚をここまで細かく掴むことが出来るのかという驚き。身体に対する異常なまでの感度は喘息持ちであったところからきているというのも興味深い。2022/08/11
けん
9
★3.0 BS奇跡のレッスンを観て、清水宏保の人間性に惹かれて。意識と肉体づくりについての章が興味深かった。自分の知らない、けれども自分の中にもあるかもしれない人間の感覚について知ることは、とても面白い。2021/03/21
takao
4
ふむ2024/04/20
ひじり☆
3
神の肉体を作り上げる過程が凄い!末期ガンを宣告された身体の不自由な父が、凄い教育をしている。やはり並々ならぬ精神力が一流の人達は作り上げている。でも、それは遺伝や才能といったモノではなく、誰もが努力して作り上げることができると感じられた。2015/05/31
けんこう
2
◎◎2015/09/23
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- 和書
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