内容説明
アニメ「サザエさん」の磯野波平役で三十三年。全国のお茶の間にその「声」を知られるカリスマ声優が「波平」として日本に喝!人を殺してはいけない理由、正しい酒の飲み方、磯野波平大説教。
目次
宵の口 まえがきに代えて
1軒目 こら!役人たち、そこに座りなさい
2軒目 こら!親も先生も子供も、そこに座りなさい
3軒目 こら!ニッポン、そこに座りなさい
4軒目 まあ、かくいうワシも悩むのだが
深更 いま帰ったぞ
著者等紹介
永井一郎[ナガイイチロウ]
1931(昭和6)年、大阪府池田市生まれ。京都大学文学部仏文科卒。電通勤務の後、俳優に転向。新劇からミュージカルまで幅広く活躍。代表作に「本牧めるへん」シリーズがある。「ローハイド」のウィッシュボン役で人気を博し、声優としても活躍。「宇宙戦艦ヤマト」(徳川機関長/佐渡酒造)、「風の谷のナウシカ」(ミト)、「YAWARA!」(猪熊滋悟郎)、「スター・ウォーズ」(ヨーダ)、「ジュラシック・パーク」(ハモンド)、「ハリー・ポッターと賢者の石」(ダンブルドア校長)など数々の名作に出演。1969年の放送開始以来、「サザエさん」の波平役を務め、日本中のお茶の間にその「声」を知られている。青二プロダクション所属
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
15
「私の最愛の人が殺されたら、私はその犯人を殺すだろう」という著者。現在の法が弱者のための法と理解しつつも、それがために、被害者よりも犯人が守られることに憤る。この思いが国民の大半を占めるからこそ、日本では死刑が廃止されないのだろう。2019/11/16
SKH
5
エッセイ集。1998年3月から2000年4月までに書かれたエッセイを収録。波平よろしく、昭和の頑固親父が日本を一喝。200X。2014/11/07
きゅう。
2
やはり今の世の中、波平さんの様に「バカモーン!!」と叱る人がいなくてはダメだ。2016/05/30
らいと
1
永井さんは波平さんそのものの人だなとこの本を読んでつくづくおもいました。そしてとても博学の人。波平さんも高学歴の設定なんだよね実は。日本の理想のお父さんだね。これから、父、母になる人にぜひ読んでもらいたいな。2014/09/15
mimm
1
古い本だけど初っ端から古く感じないのは、ずっと不景気が続いているから?自民の大敗は最近のコトかと思ったら、その前のことだった。全然進歩してないってこと?それとも繰り返してるってこと?日本人の我慢の限界3%説。面白いと思いつつ、10%に引き上げるとかそんなニュースが。どうなるんだろう。そしてページをめくると年金の話…。これ、本当に古い本?(笑)ただ戦後の日本のあり様に嘆いているけど、戦前・中もそこまで良くはなかったんじゃ(生活でなく心です)と、その辺り含め歴史の書籍を乱読している身としては思いました。2011/12/05