内容説明
兼務寺の再建計画に伴う一億円の寄付。僧理洲は先物取引に溺れた自身の放埓な青年時代、「気」の力を知った厳しい修行時代を思い出していた。…再建が始まり、今度は見知らぬ人物から一円玉ばかりの高額の寄付が送られてくる。現役僧侶が描く人間とお金の物語。
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶応義塾大学中国文学科卒。様々な仕事を経験した後、京都、天龍寺専門道場にて修行。現在は臨済宗妙心寺派、福聚寺副住職。デビュー作「水の舳先」が第一二四回芥川賞候補となり、2001年、「中陰の花」で第一二五回芥川賞を受賞した
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感想・レビュー
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ゆうゆうpanda
2
お金、お金の話。僧侶である作者のお金に関する造詣の深さに感心するのみ。人の信仰心をお布施という形に変えて行く行為によって、日々研鑽されていく感覚なのか。他の作品で人を赦すという懐の深さを感じただけに、この作品は裏切られたようで残念。でもそれもまたある意味真理。2013/01/03
あさはる
1
お金というものにこれほど向き合うのもなかなかしんどい事だなぁ。ラストは夢の世界みたいにシュール。2016/10/29
ひろし
0
初読の著者。よかった。他作品も読んでみよう。2026/02/02




