出版社内容情報
戦後日本を代表する哲学者の93年の歩み。少年時代から半世紀にわたってその謦咳に接してきた著者による、初めての決定的評伝。戦後日本を代表する思想家の93年の歩み。幼少期から半世紀にわたって行動をともにした著者による、初めての本格的かつ決定的評伝。後藤新平を祖父に、鶴見祐輔を父に生まれた鶴見俊輔。不良化の末、渡米してハーヴァードに入学。日米交換船で帰国して敗戦を迎える。その後の50年にわたる「思想の科学」の発行、「ベ平連」の活動、「もうろく」を生きる方法まで。あらゆる文献を繙き、著者自身の体験にも照らしつつ、稀代の哲学者の歩みと思想に迫る。
黒川 創[クロカワ ソウ]
著・文・その他
内容説明
戦後日本を代表する哲学者・鶴見俊輔の93年の歩みと思想。初の本格的評伝。
目次
第1章 政治の家に育つ経験 一九二二‐三八(女たちと「平城」;祖父・新平と父・祐輔 ほか)
第2章 米国と戦場のあいだ 一九三八‐四五(佐野碩のこと;「一番病」の始まりと終わり ほか)
第3章 「思想の科学」をつくる時代 一九四五‐五九(編集から始まる;軽井沢 ほか)
第4章 遅れながら、変わっていく 一九五九‐七三(保守的なものとしての世界;一九六〇年六月一五日 ほか)
第5章 未完であることの意味 ‐二〇一五(「世界小説」とは何か;家と「民芸」 ほか)
著者等紹介
黒川創[クロカワソウ]
1961年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。「思想の科学」編集委員を経て、99年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年刊『かもめの日』で読売文学賞、13年刊『国境(完全版)』で伊藤整文学賞(試論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
とくけんちょ
おさむ
踊る猫
壱萬参仟縁
-
- 和書
- ロンドン・街・人