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巨匠の宿

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104415038
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0026

内容説明

丹下健三が蔵王温泉スキー場に設計した共済組合の宿泊施設。安藤忠雄が青森の森に溶けこませるように建てた一泊2000円の公共の宿。庭園家・重森三玲の晩年の代表作を遺す、高野山最大の宿坊。フランク・ロイド・ライトの幻の図面から甦った米国屈指のリゾート・ホテル。ル・コルビュジエがリヨン郊外に遺した巨大なコンクリートの修道院。著名な建築家や庭師、棟梁たちが手がけた、名宿24軒を訪ねる旅。

目次

谷口吉郎の桃李境(静岡県・熱海)
吉阪隆正の野沢温泉ロッジ(長野県・野沢温泉)
ル・コルビュジエのラ・トゥーレット修道院(フランス・リヨン郊外)
七代目小川治兵衛と、前川国男、坂倉準三、吉村順三の国際文化会館(東京都・六本木)
辰野金吾の奈良ホテル(奈良県・奈良公園)
中村外二の美山荘(京都府・花背)
磯崎新の秋吉台国際芸術村(山口県・秋芳町)
フランク・ロイド・ライトのナコマ・リゾート&スパ(アメリカ合衆国・カリフォルニア州)
遠藤新の豊年虫(長野県・戸倉温泉)
村野藤吾の佳水園(京都府・東山三条)〔ほか〕

著者等紹介

稲葉なおと[イナバナオト]
世界のホテルを題材にした旅行記と写真を数多く発表。1959年生。東京工業大学建築学科卒。一級建築士。長編旅行記『遠い宮殿』(新潮社)でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。マリオット・インターナショナル・ゴールデンサークル・アワード受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

37
面白かったです。 読み応えががありました。 文章が多くて写真が少なかったので、1軒毎に検索をして、ネットで詳細を確認しながら読みました。 意外な場所に、意外にもリーズナブルな巨匠の宿があるのに驚かされました。 都内では築地本願寺! 六本木の国際文化会館には、自宅近くですが泊まってみたいと思わせる魅力がありました。 日光霧降、青森の国際芸術センター、グランシェラ蔵王に泊まってみたいです。 他にも泊まってみたい宿がありましたが、分不相応で落ち着けないでしょう。 巻末に各宿のデータが掲載されていて便利。2015/06/11

ふう

4
ル・コルビュジエ、辰野金吾、中村外二、フランク・ロイド・ライト、村野藤吾、安藤忠雄、河井寛次郎、丹下健三、重森三玲、竹内栖鳳……。建築家といわれる人ばかりではないけれど、とにかく一流の方たちが設計に関与した宿が、泊まってみたいと思わせる素晴らしい写真とともに紹介されている。(文章の方は何だか焦点がずれてしまって当てが外れた。)ほとんどが日本のものだけれど、カリフォルニアのナコマ・リゾート&スパの「ナコマ」の一節は笑えた。一級建築士、写真家、紀行作家のうち、写真家としての腕がこの本を魅力あるものにしている。2015/05/30

じじょ

2
その宿に泊まってどう感じたかがメインで、建物がどうのって話が少なかった。意匠のおもしろい点がもっと知りたかった。2014/08/27

史縁

1
週刊誌の連載をまとめたもので、1つの宿につき8ページ、21宿紹介。写真は1宿につきカラー見開き2ページプラスアルファ。安藤忠雄や辰野金吾など有名建築家だけでなく、河井寛次郎や重森三玲などこんな人も設計していたのかという建物を含む。また、いわゆる高級旅館・ホテルだけでなく宿坊や芸術活動支援のための施設もある。建築の細部の描写もありつつ、フロントや宿泊客など地元の方々との交流がメインで、同じく連載をまとめた「遠いホテルへ」「遥かなるホテルへ」と似たものを感じる。2025/06/21

ぐるる

1
だいぶ前に読んだ本。突然思い出したのでメモ。巨匠と呼ばれる建築家による宿を紹介してました。国内だけでなく、海外のも。さすがに私の身分では泊まれない宿もありましたけど、お手頃価格のもあって、いつか泊まってみたいなーと思ったです。

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