私の嫌いな10の言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784104397013
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「善良」な人たちが発するものわかりのいいセリフを聞くと、虫酸が走る!!「戦う哲学者」が放つ、“日本人が好きな言葉”徹底批判。

目次

1 相手の気持ちを考えろよ!
2 ひとりで生きてるんじゃないからな!
3 おまえのためを思って言ってるんだぞ!
4 もっと素直になれよ!
5 一度頭を下げれば済むことじゃないか!
6 謝れよ!
7 弁解するな!
8 胸に手をあててよく考えてみろ!
9 みんなが厭な気分になるじゃないか!
10 自分の好きなことがかならず何かあるはずだ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆら

14
哲学者、中島義道さんの嫌いな10の言葉とその理由についてスパスパと小気味良く語られていて痛快でした。日本において個人の考えや言葉を殺す文化や明るく健全な言葉しか許されない雰囲気が漂っているのは本当で、世の中が本音を語らせず、考えさせない安全な予定調和を強要していることにズバリと斬り込んでいます。この方の本は正論なのは勿論だけどユーモアがとても楽しいので読んでいて堅苦しくないので良いです。森茉莉や中野翠など他作家の本からの引用も結構あるのでそれも楽しめます。2016/07/17

ずぅ

11
中島義道難しい、、、哲学者が考えることは簡単には理解できなかった。。。思考がめちゃくちゃ極端!冷酷!こんなこと考えてると生きづらそう!と思うけれど、たまにみえる優しさでこの人の考えをもっと知りたいと思ってしまう。2019/05/12

kazu_tea

6
率直で手厳しい表現が多く、嫌いなことをテーマにするのにはエネルギーが要るのだなと感じました。共感出来るところもあれば、そこまで深く考えていなかったような事もあり、物事の見方について考えさせられました。中島義道さんの好きな言葉って何だろうなぁ。2015/01/31

月と星

4
★★★★数年に1回手に取ってしまう。言いたい放題で,清々しい。塩野七生さんの作品は読んだことはないのだが,完全に偏見を持ってしまっている。2023/12/31

チャンドラー

3
共感するポイントが多かった。これらの言葉は発言する側が真剣に意味を考えないで使う、かたちだけの表面的なものだということ。相手を批判する言葉だからこそ口に出す前に深く考えなきゃならないと思う。こうした言葉に対するもやもやした気持ちは表現しづらかったので、著者が迷いなく言い切ってくれるのがいい。2017/10/22

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