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内容説明
米ソ情報機関に獲得された日本人協力者、菅原道太郎と「秋本明」。スパイ天国・日本を世界に知らしめたラストヴォロフ事件に関与しつつも過酷な諜報戦をくぐり抜けた菅原。味方のアメリカに見殺しにされソ連に囚われた秋本。旧ソ連などの現地取材を踏まえ、二人の対照的な運命と、二つの大国の本質に迫った、核開発と情報の米ソ令戦秘話。
目次
第1部 崩壊前(「らしくない」男たち;ソ連軍侵攻;絶望の中の余裕;大抜擢;反革命罪により逮捕する! ほか)
第2部 崩壊後(どんでん返し;生きているゾルゲ;「暴君」と呼ばれたスパイ;世界が囚われた日々;青空と死と海と ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BLACK無糖好き
7
久しぶりにぶったまげる本だった。1945年8月ソ連軍の樺太侵攻ここから菅原道太郎とコードネーム「秋本明」の運命が動き始める。菅原はアメリカの情報機関に所属しながらソ連の協力者となり両機関を綱渡りしながら過酷な諜報戦を生き延びる。「秋本」はアメリカの情報機関に身をおいた後アメリカに半ば見殺しにされる形でソ連に囚われの身となる。日本の原爆開発、核兵器を巡る米ソの諜報合戦、驚愕の凄い世界。菅原の遺稿「マルクス街を行く〜ソ連獄中獄外回想記」が付録。完全に惹きつけられた。「赤い牢獄」も読んでみたい。2015/10/03
光
1
菅原さんが書籍を出してると書いてあったので読んでみたいなと思っていたら、付録として遺稿が載っていたので嬉しかった。付録には、ソ連やロシア人の事が書かれていたので興味深かった。2020/01/08
猫草
0
スパイ物大好き人間としては驚愕の事実が盛りだくさんでワクワク2012/05/02