著者等紹介
石川賢治[イシカワケンジ]
1945年福岡県生まれ。67年日本大学芸術学部写真学科卒業。ライトパブリシティ入社。76年フリーランス・フォトグラファーとして活動を始め、CFを数多く手がける。85年秋より月光写真に取り組む。90年ラフォーレミュージアム原宿における展覧会と初の写真集『月光浴』(小学館)が一大センセーションを巻き起こし、以後、満月の夜に月光写真の世界を探究しつつ世界中を撮影し現在に至る
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感想・レビュー
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モリー
53
満月の光は、太陽光の465,000分の1。その光で撮影された金閣・銀閣・成就院・龍安寺。室町時代から続くこの光景を一度見てみたい。2020/07/05
めしいらず
39
青い満月の明かりに照らされた京都の名所。見慣れたものとは違った表情を覗かせる。幽玄だな〜。清水寺成就院の庭が最も印象に残る。2013/03/13
みかん@道北民
17
図書館本。夏の夜、天気が良くて月光がひときわ明るい時、真夜中に外出して存分に月光を浴びて楽しんだことがあります。なんであんなに気持ちいいんでしょうかね(*^_^*)そんな気分にさせてくれる月光のみで撮った写真集。昼間でも美しいモチーフの京都のお寺を月光で撮りました。あの美しい空間をまるで独り占めしているかのような感じになれます。表紙も美しいですが、色とりどりのもみじがそのまま着物の柄に写し取れそうでうっとり。勿論龍安寺の庭の整然とした美しさも静かに、だけど際立ちます。ああ、うっとり。2015/10/08
NAO
4
もみじの色がすごくたくさんあって神秘的でした。
tuppo
2
すべて太陽光の465000分の1、満月の光で撮影しました。銀閣の庭の月待山の頂上部から満月が上がってくると池で魚が跳ね静寂の中水音が計算したように反響し白鷺が舞い降りてきました。500年以上前に足利将軍は向月台・銀沙難という二つの砂盛りの前でやぐらを組んで月見をしていたそうです。月光の中室町時代からの時間が建物の中と庭に生きているのを感じました。2025/06/25