内容説明
住宅建築の名作を世界に訪ねる旅はいよいよ佳境。今回は安藤忠雄の「住吉の長屋」から、著者が師事した吉村順三の「森の中の家」まで、選び抜かれた名作八軒を「巡礼」する。他に訪ねた住宅は、「イームズ自邸」「ケアホルム自邸」「ダルザス邸」「バラガン自邸」「シーランチ」「カーサ・グランデ」。建築家ならではの勘所を押さえた文章とカラー写真、イラストレーションで、旅心もくすぐりながら案内する。
目次
安藤忠雄の「住吉の長屋」
チャールズ・イームズ+レイ・イームズの「イームズ夫妻の家」
ハンナ・ケアホルム+ポール・ケアホルムの「ケアホルム自邸」
ピエール・シャロウの「ダルザス邸」
ルイス・バラガンの「バラガン自邸」
チャールズ・ムーアと仲間達の「シーランチ」
アンジェロ・マンジャロッティ+ブルーノ・モラスッティの「カーサ・グランデ」
吉村順三の「森の中の家」
著者等紹介
中村好文[ナカムラヨシフミ]
1948年千葉県生まれ。建築家。72年武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務の後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。76年から80年まで吉村順三設計事務所に勤務。81年レミングハウスを設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞。現在、日本大学生産工学部居住空間デザインコース教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
relaxopenenjoy
4
安藤忠雄の「住吉の長屋」、チャールズ&レイ・イームズの「イームズ夫妻の家」、ハンナ&ポール・ケアホルムの「ケアホルム自邸」、ピエール・シャロウの「ダルザス邸」、ルイス・バラガンの「バラガン自邸」、ムーアと仲間達の「シーランチ」、マンジェロッティ&モスラッティの「カーサ・グランデ」、吉村順三の「森の中の家」。どれも素晴らしい。巨匠の自邸が傑作すぎる。非公開もしくはなかなか行けそうも無いところばかりなので貴重な記録。目の保養。スケッチ&文もよい。2023/07/19
ロピケ
1
絶版で手に入らなくなったから言うのではないけれど、前作も良かったけれど、買うとしたらこちらを取る。ハンナ・ケアホルム+ポール・ケアホルムの自邸が素晴らしいのだ!この本が手元にあったら、本棚から引き出してこのページ、特に書斎コーナーを眺めてはボーっとするだろうな。中村さんの絵や写真、素直な感動を綴った文章もジワジワ心にしみてくる感じがしました。2010/11/05
TE
0
写真とイラストとやわらかい文章で名住宅建築を紹介。イームズ夫妻の家かっこいい。2011/05/22
-
- 和書
- ボクはチワワのクータです