ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル

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  • サイズ B6判/ページ数 309,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104329052
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

途方もない大金持ちはいかにして生み出されるのか?
150年前、カリフォルニアで起こった「金の発見」と、シリコンバレーで進行中の大産業変革に共通するものはなにか?大陸横断鉄道が創出した富、20世紀広範からのIT産業の興隆など、日本にはない自主独立のメンタリティと、社会が活力とダイナミズムを維持する方法を考察する。

内容説明

途方もない大金持ちはいかにして生み出されるのか?日本経済の未来は、どこにあるのか?

目次

プロローグ 黄金の州
第1部 地表に金がころがっていた―19世紀のゴールドラッシュ(所有地に金が出たので無一文になった男;成功者は金を掘らなかった;皇帝と怪盗、そして見聞者)
第2部 鉄道王、大学を作る(大陸横断鉄道の完成;近代的錬金術の秘密;カリフォルニアへの苦難の旅 ほか)
第3部 ゴールドラッシュの再来―シリコンバレーの起業家たち(大学院生が作った未来的企業 グーグルとヤフー;超新星の爆発 ネットスケープ;インターネットの「配管屋」 シスコシステムズ ほか)

著者等紹介

野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻、ファイナンス理論、日本経済論。主要著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenman

3
本書は19世紀サンフランシスコでのゴールドラッシュと、20世紀後半に起こったIT革命を比較して、実際にお金持ちになった人はどういうことを行ったか共通点を探っていく。前半はいかに人々がゴールドラッシュでお金持ちになったか(金を掘ってお金持ちになった人は皆無)と、スタンフォード大学の設立について書いていく。後半はIT産業とスタンフォード大の関連性や、シリコンバレーの成立を描きつつ、どのようにITが稼げる産業になったかを説明する。日本にもこういう動きがあれば、経済も立ち直っていくのではないだろうか。2010/02/05

あだちん

1
読了。タイトルから想像する内容とは違っていたが、アメリカ東海岸のゴールドラッシュのDNAが現状のシリコンバレーのIT産業につながっているという部分が非常に面白い。ゴールドラッシュなどのパラダイムシフトが起こるときに直接の金ではない部分で儲けた人が生き残るなど他人と同じ視点で物事を考えてはいけないことが良くわかる。withコロナと呼ばれる時代になったが、ここも大きなパラダイムシフトであり、チャンスである。金を掘りに行く人でなく、つるはしや鉄道を作れるようにしたいと思う。2020/08/24

baasii

0
ITの発展は、1848年にカリフォルニアでゴールドが発見された日から始まっていた。ゴールドを求めて集まった意欲のある人たちが、熱狂状態のカリフォルニアで成功を目指して様々な事業に取り組んだ。その精神は、リーランド・スタンフォードが設立したスタンフォード大学によって脈々と受け継がれる。100年後、ゴールドラッシュの精神を受け継いだスタンフォード大学から、グーグル、アップル、フェイスブックといったIT巨大企業が輩出されていく。「スタンフォード大学」は最強のプラットフォームだと言わざるを得ない。2017/11/08

こひた

0
現代版のスコップ、金融は?2015/09/01

ichi

0
【図書館】シリコンバレーに行く前に読んでおくと感じることが変わるだろう。2013/06/29

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