村上春樹と日本の「記憶」

村上春樹と日本の「記憶」

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104314010
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

内容説明

「正直に語る」とは、どういうことか?作品にひそむ「日本の過去」とは?作家の生い立ちから青春期、海外在住経験に至るまでの実人生を緻密に辿り、作品に繰り返し現われる「風」や「水」、「音」や「時」などのモチーフの解析も併せ、作家・村上春樹の「闘い」の実相に迫り、その「真実」を抉り出す―ファン必携の長編文芸評論。

目次

1 風のことぶれ
2 水のいざなひ、物語の誘ひ
3 「時」の曙
4 アメリカの幻灯
5 記憶の埋火

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

χ

3
村上春樹の住んでたところを訪ね、こと細かに暴くのは作品の解釈を深めるためとはいえ怖い。死んだ人には研究のためにやってることが生きてる人を対象にしたとたん生々しくなる2013/12/08

i-miya

2
新潮H08.08-H10.06 (あとがき) 西宮市立図書館。神戸市立中央図書館。芦屋市立図書館。「美山荘」中東和子。(一) 風のことぶれ/『風の歌を聴け』。29歳。8年間のジレンマ。20代最後の年を迎えた。じっと口を閉ざした8年間。象が書けても。象使いは書けない。というはぐらかし。精神の筋肉を解すような語り口。落ち葉を拾い集めるような断片による構成。忍耐を要しない文章、断章からなる。書き始めたときとは異なる場所にいるような気がした。『バビロン再訪』牛肉と海が好きだ。2009/10/16

コウ

1
★★★☆☆2008/06/06

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