出版社内容情報
「ビ」とは何か? うつくしいとはどういうことか? 直島からヴェネツィアへ――世界が注目する現代美術家の創作と思索と旅の軌跡。
ビとは何か? うつくしいとはどういうことか? 注目の美術家による最新エッセイ集。唐突に何かに出会った瞬間、意味を超えた音が鳴り、制作衝動がガッと湧く。封筒ののりしろ、からっぽの駐車場、トイレの壁、鉄工所の廃棄鉄片……。従来の「美」の定義では捉えきれないうつくしさを日常の中に感じ、作品へと昇華する日々。直島からヴェネツィアへ、世界が注目する美術家が綴る、思索と創作と旅の軌跡。
内容説明
「ビ」とは何か?うつくしいとはどういうことか?世界が注目する現代美術家が綴る思索と創作と旅の最新エッセイ集。
目次
1 直島発、カッセル経由、ヴェネツィア行き(全裸島へ;海女を焼く;スモーク・オン・ザ・ホット・ウォーター;記憶磁石;夜港時計 ほか)
2 日日のビ(ゴミ箱の背景音;ガラス貝の裏側;ジョンが貼った音;からっぽの世界;質と風 ほか)
著者等紹介
大竹伸朗[オオタケシンロウ]
画家。1955年、東京生れ。高校卒業後、北海道別海の牧場に住み込みで働く。77年から78年にかけてロンドン滞在。80年、武蔵野美術大学卒業。82年、初個展を開催。以来、精力的に活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太陽の塔
2
現代美術家、大竹伸朗のエッセイ集。 直島のI♥湯の完成裏話や、普段どんなモノを見て どんなモノにインスピレーションを感じてるのか 一端を垣間見れる。大竹流の日常にある 「美」の着眼点が面白いし共感できる2017/07/27
mimichichi
2
大竹伸朗さんがどんな生活を送りながら、制作の着想を得ているかがわかる。 大竹さんはコラージュやその土地のものを収集して作品を作ることが多い。普段から鋭い視点を持って生きている、しかも自然に、だからこその作品づくりなんだな。2016/08/15
Mio
1
大竹さんの作品を初めて見たのは何年前だったか、忘れましたが、なんじゃこりゃ?ってのが最初の印象でした。でも、最終出会ってから、なんとも気になってしょうがなく、気づいたら虜になっていたのですが、今回この本を読んで、なんで惹かれたのか、何となく分かったような気がしました。 毎日の日常に隠れてるビを私も見逃さず大切にしていきたいと思いました。読んでいると、いろんなインスピレーションが浮かんできて、自分も何か表現したくなりました。2016/02/06
あのこ
1
軽く読めないんだよねこの人の著作。作品もそう。意気込んで取りかからないとヤラレル。2014/08/17
あゆ
0
女木島の女根を見たときに、祖父から譲り受けた本。2013/08/30