出版社内容情報
世代を語ることはすなわち歴史を知ること――。戦争体験、団塊・全共闘、新人類など、世代から昭和という時代を考える長篇評論。
内容説明
世代は歴史。昭和ひとケタから、団塊、新人類、ゆとり世代まで。世代の網を精緻にたどり、「昭和の精神史」を描く長編評論。
目次
世代を語ることは歴史を語ること
『仁義なき戦い 広島死闘篇』における山中正治と大友勝利の対照性について
“予科練帰り”の人たち
六全協の決定に一番ショックを受けた世代は
六〇年安保のあとでベストセラー、ロングセラーとなった『されど、われらが日々―』とそれに反発した同世代人
「その状況を」「よく捉えていた」大江健三郎の『われらの時代』
これがおれたちの時代だ、と『われらの時代』の靖男は言う
「新しい次元」に時代がすべり込んでいった昭和三十一年
昭和十二年(及び昭和十三年早生まれ)の人たちの世代とは
「六全協」を知らない若者たちが六〇年安保闘争の中心だった
六〇年安保の新人類から二十年後の本当の新人類たち
シラケ世代そしてモラトリアム世代と呼ばれた「最後の旧人類」
「シラケ世代」の高卒選手たちはなぜプロ野球ですぐには活躍出来なかったのか
第一次オタク世代が今の日本文化を先導する
団塊、全共闘、そして安中派
昭和二十五年生まれ、昭和二十六年生まれ、そして昭和二十七年生まれ
DCブランドブームそして日本語ロックの大ブレイクを生み出した世代
最後の「昭和の子供」たちは誰か?
著者等紹介
坪内祐三[ツボウチユウゾウ]
1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「東京人」編集部を経て、コラム、書評、評論など執筆活動を始める。『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』で第十七回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuzuriha satoshi
勝浩1958
Mc6ρ助
ぼっこれあんにゃ
れると