幽霊の涙―お鳥見女房

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104235131
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

父と夫が味わった苦難に、家督を相続した長男がいま立ち向かっている……留守を預かる珠世と家族は耐えて待つしかないのか。真の絆を描く好評シリーズ。

内容説明

父と夫も務め、深い傷を二人の心と家族に残したお鳥見役のあの陰働き。他国で不穏な動きを探る長男の久太郎が行方知れずに。留守を預かる珠世と家族それぞれにも苦難が降りかかる。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生まれ。1996年、『眩惑』で小説家デビューを飾り、2003年、『其の一日』で吉川英治文学新人賞、2007年、『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

58
シリーズ6作目。祖父・父に続き御鳥見役の陰御用で相模に潜入した久太郎。その命を二度も救った娘・波矢(はや)矢島家の新たな居候となり鷹姫・恵似とやり合ってくれるのでは、と期待したのですが・・・うーむ、少しもったいないかも。合掌。ふらちな男の顔を引っ掻いて、手に噛みついて、突き飛ばして(笑)雰囲気に流されない秋ちゃんあっぱれ。えくぼのチャーミングな肝っ玉かあさんシリーズ。諸田さん、新刊お待ちしてます。2012/02/20

ゆみねこ

45
代々お鳥見役をおおせつかっている矢島家。今度は息子久太郎が相模の国へ出向いて。嫁いだ娘の懐妊、次男の嫁の流産、夫の思わぬ「遠慮」という沙汰。どんな大変な出来事があっても珠世さんに任せておけばすべて上手くいく。悲しい出来事を乗り越えて、この大家族の行く末が幸多いことを願って読了。2014/04/06

ちょるる

33
お鳥見女房シリーズ第6弾。これがお鳥見役の宿命というのだろうか?珠世にとっては、父親や夫に続き長男久太郎にも密命が下る。よいことがあれば、決まってわるいことがおいかけてくる。そんななかで矢島家を守っていく珠世さん。石塚家の皆の成長もちょっと笑えて頼もしい。どんな事があっても、珠世さんのようになるべく笑顔でいたい。矢島家の様に家族が安心して帰って来られる場所にしたい。お盆に読了したので、尚更思った。2016/08/19

あすか

17
今度は久太郎に密命が下され、行方不明に・・・。御役目とはいえ、辛いことだ。辛いこと、幸せなことがちょうど半々に訪れるのがお鳥見女房シリーズ。子どもたちの世代も着々と前に進んでいる。2020/11/28

さなごん

16
切ない。2015/09/20

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