内容説明
春の花びら、夏の夕立、秋の月あかり、冬のひだまり。一日一ページ、三六六日。季節や日々のちいさな物語、「今日は何の日?」試したくなる旬のレシピ、行ってみたくなる各地のお祭、行事、身近な草花や、鳥、虫、星座。ページを開いたとたん、その季節の喜びで満たされていく―日々の暮らしが、いとおしくなる本。イラスト約1000点!旧暦と新暦の話、祭事行事一覧、十年分の二十四節気表つき。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
著者等紹介
おーなり由子[オーナリユウコ]
1965年大阪生まれ。絵本作家、漫画家。確かであたたかなまなざしで見つけた日常の中の物語を、やわらかな絵と言葉で描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
156
少しずつ少しずつ開いて、とうとう12月31日になりました。隙間の時間に読むというより、ゆったりした時に、じっくりと楽しみました。冬、ストーブでやきみかん。やってたなぁ。春、もんしろ蝶。このごろ見ないな。夏、ジンジャーコンク、涼しげ。秋、月のなまえ。ロマンチックな予感。冬、『かなりや』。子供ごころに切なくて…。いろんな気持ちが巡る一冊でした。あとがきの、かなしみに敏感になりすぎないように。幸福に鈍感にならないようにの一文も好きです。ひらがなの温かみも感じました。366日分の厚みのある本。また来年も、開こう。2015/12/31
yanae
59
おーなりさんのとっても素敵な1冊。これは手元において、大事に大事に読みたい1冊だ。366日分、1日1日にその季節のエッセイとかわいいイラストがあって、それもとても素敵だけれど、やっぱりあとがきがいい。「今日一日かぎりで、この世界のすべてにさようならを言わなければいけないとしたら、なんでもないと思い込んでいる日常は、もったいないぐらい新鮮でいとおしい。」何気ない日々の幸せ、大切さを思い出させてくれる素敵な1冊。今日は何の日だろうという楽しみもあるけど、疲れた時にはまずあとがきを読もうっと♡2019/03/26
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
54
ようやく読めた!おーなりさんの、ありふれた日常をささやかに楽しむヒントを散りばめた本書は、毎日を優しく彩るのにちょうどいい♪旬の食べ物のおいしい味わい方や季節のお花の香り、綺麗な星空や懐かしい想い出、ご当地のお祭りやおもしろい記念日など、日めくりカレンダーのように一ページずつめくって、その日に書いてあることを取り入れてみると、その日が少しだけ特別なものになる予感☆今回も、あとがきが素敵♥「かなしみに敏感になりすぎないように、幸福に鈍感にならないように」そうして、ちょっとした幸せを見つけていきたい♪2016/08/05
アクビちゃん@新潮部😻
46
【図書館】借りている間、毎日毎日ページをめくり何が書いてあるかな~と楽しみにしていました♪イラストが白黒なので、購入して楽しみながら色を塗りたくなってしまいました(*^^*)日々を大切に暮らす知恵や情報が満載で、四季折々を楽しめる日本で暮らせる幸せを感じます。2016/02/09
あじ
45
おーなり由子さんの一握のエッセイは、水と空気と光と緑と、生命に満ちた暮らしが慎ましく折り畳まれていました。朝露のような感受性を見つけるたび、糸を通してサンキャッチャーに。屋根から伝う雪融けのパーカッションはもうすぐお仕舞い、さぁてどこから手をつけようか。季節の誘いを両手を広げ抱きしめたくなる、しあわせな時間でした。★“きょうはなんの日”にちなんだ、情報や言い伝えを書き綴る私的歳時記。素朴でかわいいイラストにスキップ弾む。2018/03/13