内容説明
ブロンズ・型染・筒描・陶板・ガラス絵・紙版画・リトグラフ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
4
開けば、心落ち着き、独特の世界にいざなわれて至福のひとときを過ごせる『円周の羊』。望月さんを知ったのは、ある作家の表紙のデザインに心髄したことからだった。けっこう本やCDのデザインを手がけてもいる。芸術において門外漢のわたしが、望月さんのアートに対して言えることは「好きで好きでしかたない」ということのみ。 絵でも造形でも版画でも染色作品でも、どこか愛らしいフォルムと憂いを帯びた佇まいに、魅せられては溜め息。これをするために生まれてきたということをよくわかっている人の、魂に触れる思いがするのだ。 2013/02/17