内容説明
地上最大の肉食獣であるホッキョクグマは、とにかく大きい。そして美しい。カナダ・ハドソン湾西岸、極北のツンドラで捉えた、野生の輝き。
著者等紹介
岩合光昭[イワゴウミツアキ]
1950年東京生まれ。1970年にガラパゴス諸島を訪れ、自然の驚異に圧倒されたことが契機となって、写真家の道を選ぶ。地球のほとんどの地域を取材し、野生動物を中心として大自然を撮り続け、現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
70
著者がホッキョクグマの子グマの写真を撮るために、カナダのハドソン湾西岸にあるワパースク国立公園にキャンプを設営、撮影した写真集です。親子で寄り添うその姿があまりにも愛らしくて、思わず見惚れてしまいました。雪原の中にいる写真だけを見るとその大きさや怖さをつい忘れてしまいそうになりますが、あとがきを読んで改めてその身体の大きさや、どんなに愛らしく見えても野生の動物をなめてはいけないなと思いました。黄金色に毛皮が輝くその姿が美しかったです!★★★★ 2013/02/24
♪みどりpiyopiyo♪
40
大好きなシロクマの写真集で涼をとりました♪ みんな大好き 岩合光昭さんが 北極の1年を追った大作です☆ ■春に雪の穴から母子がひょっこり出てくるところ むちゃかわ♡ 氷と雪の上を歩いて歩いて おっぱい飲んで、歩いて歩いて ずんずん歩いて 遠くの海を目指します。母グマは巣穴で子育てしてる間に体重が半分くらいに減るそうです。■何組かの母子と、オス達と、若いクマ達。とにかく神々しくて、大きくって、きれいで、かわいくて、でもとっても怖い! 野生生物がいつまでもあるがままに暮らせます様に ✩⡱ (2003年)2018/08/16
Gummo
11
カナダ・ハドソン湾のホッキョクグマ(シロクマ)の写真集。シロクマの子どもってかわいいなぁ。雪のように真っ白な毛がほわほわ。成長にするにつれてマズルが伸びてとぼけた顔になってくるのだけれど、子どもの顔はとても愛らしい。それに、いつもお母さんと一緒。いくつになっても甘えん坊。一方、母も子を守ろうと一生懸命。子熊は大人のオス熊に殺されることもあるのだとか。ワイルドライフはシビアですね。短い夏の間、ヒメユリランという赤紫色の花が咲く花畑で寝転がる姿も可愛かったです。彼らが絶滅しないように守ってあげたいものです。2012/12/16
yk
8
岩合さんのホッキョクグマ写真集。こぐまは双子のことが多いってありましたがそうなんですか?この写真集でもお花畑でクマがゴロゴロしていてかわいい。2022/01/19
圭
8
2~11月にかけてカナダ・ワパークス国立公園でホッキョクグマの春夏秋冬を追った写真集。睫毛も凍りつく-40℃の屋外で、母グマに気付かれないよう足踏みも出来ずに毎日9時間以上待ち続けたり、人間が気づかないうちにすぐ側までやってきた熊に遭遇したり。野生動物の撮影というのは、本当に危険や苦労の隣合わせなのだなーと。雪上で眠る親子、母グマの背に乗って甘える子熊、鮮やかなランの花畑に寝転ぶ姿、雄熊同士の取っ組み合い、バギーを覗きこむ熊の至近距離からの迫力ある正面写真など、イキイキとしたクマ達の写真集です。2014/04/15