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流行歌(はやりうた)―西条八十物語

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104118045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

早稲田大学仏文科教授として学生に敬愛される、西条八十。彼のもうひとつの顔は、当代一流の作詞家である。叙情あふるる童謡、帝都の賑わいを描く小唄。戦時下の庶民を勇気づけた軍歌。そして、日本の新生をともに歓喜する流行歌―。名曲には秘められたドラマがあった。波瀾万丈の昭和とともに生き、1万5000もの詩を残した作詞家の生涯。

目次

プロローグ 東京行進曲
第1部 かなりあ
第2部 同期の桜
第3部 青い山脈
第4部 王将
エピローグ 銀座の柳

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

11
「君と僕とは二輪の桜」が海軍の軍人に勝手に改作されて「貴様と俺とは同期の桜」になったことなど初めて知った。軍歌の一言一句に軍部が容喙したことなど、葛藤はあったにせよ、信念にもとづいて愛国詩と軍歌を書き続けた。大学の教務主任として教え子たちを学徒出陣式に引率、出征の学生にランボオ詩集を贈るくだりの断腸の思いは察するにあまりあるが、にもかかわらずなぜ軍歌を書き続けられたのか、ついに理解できなかった。言葉を商売道具と割り切っていたのか。この人にとって言葉はその程度のものにすぎなかったのか。2014/02/22

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