内容説明
温泉嫌いのぼくが、温泉に取り憑かれた!いったい、著者に何が起こったのか?しかも一温泉一作品、大作を24点も描いてしまった!絵画作品とエッセイで綴る24の温泉ファンタジー。
目次
草津温泉
下呂温泉
有馬温泉
修善寺温泉
箱根温泉
伊香保温泉
鬼怒川温泉
城崎温泉
南紀勝浦温泉
南紀白浜温泉〔ほか〕
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年兵庫県西脇市生まれ。美術家。72年ニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ベネチア、サンパウロなどのビエンナーレに出品し、近年は東京都現代美術館、京都国立近代美術館など美術館での個展を相継いで開催するなど、美術家として国内外で旺盛な活動を行ない、2006年のパリのカルティエ現代美術財団での個展が大きな話題となった。著作も多く、常に若い世代のカルチャーシーンに大きな影響を与え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっと
23
「はじめての横尾忠則」は「ぼくは温泉がニガテである」から始まる温泉紀行。草津から始まり、下呂、有馬、修善寺、箱根、伊香保、鬼怒川、、、巡る巡る、その数なんと24。そして「紀行文」というだけでなく、行く先々で描かれる(異界めいた)イラストもまた本書の魅力で、一つ一つの作品を思わず穴が開くほど眺めてしまう、時にはその絵の中になんだか吸い込まれていくような感覚すら覚える、そんな楽しい1冊。旅を続ける中で著者自身の見方も変わっていったようで、自分自身もこの企画に乗って、近いうちに温泉巡りを始めてしまいそうだ。2024/04/07
YO)))
14
巡る温泉はメジヤーどころばかりだし横尾氏のスピり具合も控えめで文章は全般物足りないけど絵は素敵です。2016/01/15
果てなき冒険たまこ
5
「あの」横尾忠則氏が温泉の本を出している!これは面白そうだと思って読み始めたんだけど実にゆるい(笑)実際に行ってその印象を絵にするという企画らしいんだけど完成したポップな絵と比べてもソフトクリームやぜんざい食べてる横尾先生が可愛くて。行った先々で奥様と仲良く写真に納まるのもなかなか微笑ましい。全部で24か所の温泉を巡ったみたいだけど8割程度行ったことがあるので自分の記憶も相まって楽しい時を過ごさせていただきました。2025/07/19
hata2
3
文章の熱量により、その温泉を気に入ったかどうかが何となく感じられる。2018/11/09
でかかのんちゃん
2
横尾忠則さんの温泉紀行文。 寒いので温まろうと図書館で特集していたお風呂の本を借りてきた。 温泉の話だけど、感じたまんま書いた文章と、旅からのインスピレーションからの温泉の絵が面白かった。 この温泉を横尾忠則さんが描くとこうなるのか。 私が行った同じところで横尾さんはこう感じたのかということも知れて、そのやっぱり普通とはちょっと違う考え方(って書くと普通って何?と思うが)が良かった。 2025/01/06