内容説明
昭和四十六年沖縄―看護婦のミスにより、生後まもない赤ちゃんが取り違えられた。だが、それは悲劇の始まりに過ぎなかった。病院との裁判、子供の再交換、悩み抜いた果てに実行した二家族の「合体」。愛娘誕生から六年後に取り違えに気づいた二家族それぞれの生きざまを十七年間にわたり克明に取材した感動のノンフィクション。
目次
第1章 他人の子
第2章 血と情のはざま
第3章 それぞれの選択
第4章 裁かれた絆
第5章 裸足の出会い
第6章 食卓のない家族
第7章 それから
第8章 不信
第9章 壮大な実験工房
第10章 未完の結論