内容説明
トスカーナの闇を切り裂く怪物の影―68年夏から85年まで17年間に8組16人の男女が、猟奇的に惨殺された。ベレッタ22口径拳銃と切開用ナイフ…若き日本人女性が、殺人鬼の謎とフィレンツェの秘密に迫る、戦慄のノンフィクション。
目次
第1章 葡萄の枝
第2章 デジャ・ヴュ
第3章 電話
第4章 挑発
第5章 眠っていた少年
第6章 ブロンドの青年
第7章 悪夢
第8章 戦慄の贈り物
第9章 法医学者の不安
第10章 目撃者
第11章 七番目の容疑者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
OKKO (o▽n)v 終活中
13
何年も放っておいた本書、ついに ◆いわゆるIl Mostroはいまだ捕まっておらんが、とにかくここまでに何があってどんな人がどんな理由で容疑者になったのか詳細に辿ったルポルタージュ。共著になっとるがほとんど島田氏の作品 ◆サルディーニャなんて『ハンニバル』に出てきた養豚場ぐらいしか知らなかったが、なぜそれがサルディーニャだったのかちょっぴりわかった気がする ◆シリアルキラーにはかっこよくあってほしいという願望は実はマニアだけのものではなく、ごく一般的な感覚なのだと知る。わかる2020/02/25
おふねやぎっちらこ
1
面白かった。未だに解決されていない。2000/07/09
らくくわ
1
ここで書くのははばかれる様な遺体損傷などもしておりますがあまりセンセーショナルな書き方はしていませんね フィレンツェでモストロ・・モンスター・・と呼ばれたアベックばかりねらう連続殺人鬼 「羊たちの沈黙」のモデルにもなった事件?或いは犯人像らしいです そしてこれ実話なので解決してないのです 何人もの男が引っ張られたのですが結局誰も決めてはなく 犯人はもし生きていたとしても高齢になっているはずなのでもう事件は起こらないようですが2017/09/30
いずみん
0
ルポルタージュで・・・推理小説マニアにはイマイチかも。2009/12/26