この人の閾(いき)

この人の閾(いき)

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103982029
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

芥川賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

クリママ

33
表題作含む4作の短編集。表題作。初めは読点の少ない長い一文に戸惑う。小田原で時間が余り、大学の映画サークルで一緒だったすでに2児の母となった女性を久しぶりに訪れる。草むしりを手伝いながら、昔のことなど話す。噂話、雑談だが、「家庭生活が会社や学校より優先される社会ってないなかね」など、あ、と思う会話がある。が、これといった筋、事件なく、読みやすいのに、やはり芥川賞受賞作、わかりにくいのか。ほか3編も、著者の住いのある鎌倉のことなど、雑談、回想のように綴られる。どこで途切れても同じような終わり方にまた戸惑う。2024/10/27

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

18
☆5.0 「これが芥川賞受賞作品ってものなんだ」脳内が大量に溢れ出たドーパミンで満たされていくこの快感。これを求めていたんだ。 芥川賞受賞の表題作「この人の閾(いき)」他3篇を収録。2020/10/24

大粒まろん

15
結構激しめの時代に書かれた作品の割に、客観的で飄々と緩やか文体。それでいて哲学的な雰囲気を持つ概念や観念の様なちょっと理屈っぽい語り口がサラッと入れ込んである。ケータイやパソコン、テレビの描写はやや古めかしく、ハテナな点もあるが、物語の流れとしては、気楽な男女の先輩後輩の会話が穏やかに進む。割とイマドキ?なのではないかと思った。ドラマがあまりにも無いのだけれど、理知的で冷静な大人の会話に稀に起こる心地よい会話を聞いた様な感じで、ドラマ性の無さは、気にならず読めた。たまにはこんな感じの芥川賞もいいと思う笑。2023/06/01

Kenji Iwata

7
著者の「小説の自由」「書きあぐねている人のための小説入門」が面白かったのでブックオフにて購入。七〇〇円。小説論には何故こうなったかの説明があり解説本のような面白さがあるが、実際の小説には当然そんな説明はなく、基本ストーリーを追う小説ではないので、歯車がひとつずれると展開が単調になってしまう。これは書き手の問題ではなく、読み手の技量の問題だと思うが、この何もないところが僕の好きな部分であるから、何度か歯車を外しそうになっても立て直すところにこの小説の面白さがあると思う。とにかくこういうダラダラしたのは好き。2012/08/15

HaruNii

6
図書館の芥川賞受賞作コーナに並んでいた一冊。 主人公と真紀さんとの会話がゆったりと文体で語られる。 読んでいて心地よい部分もあるが、私には合わなくて物足りない。 2016/01/26

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