内容説明
群馬県の神流川上流にある上野村。山深い里の古い農家にひとり、居を構え、畑を耕し、薪を割り、餅をつき、村人と語り合う哲学者・内山節の日々―。村人の小さな事件に立会い、自然の営みを凝視しながら、人間の根源を深く見つめる長編エッセイ。生きていることの実感と季節の移ろいを濃やかに描いた、待望の一冊。
目次
序章 里の在処
冬の陽ざし―山里の空家
春の畑―無事な里
夏の猪―村人と動物たち
秋の訪問者―山の道具屋
永遠の時空―野ネズミチュー太の正月
曲りくねった道―結ばれていく社会
記憶の混乱―降りつづく雨
村の精神―里の可能性
終章 山里文化祭
著者等紹介
内山節[ウチヤマタカシ]
1950年東京生まれ。哲学者。自然と労働についての著作のほか、森林問題にも造詣が深い。本書の舞台となっている群馬県上野村には、20数年訪れ続けていたが、5年前に古い農家を譲り受けて暮らし始めた
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感想・レビュー
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KiKi
2
どうも都会の人というのは田舎を「自然を愛でる場所」「慌しい都会とは異なりゆったりと時間が過ぎる場所」「癒しを求めて行く場所」というプロトタイプで見過ぎているような気がします。 でも実際の田舎暮らしっていうのは「自然を感じながら自然と折り合いをつけながら自然を体感する場所」ではあっても「自然を観賞する場所」ではないし、「ゆったりと時間が過ぎる場所」でもないし、観光ならいざ知らず、暮らすともなれば「癒しがどうしたこうした」な~んていうことを考えていられるほど悠長な世界ではなく「今、この時にやらなければならな2010/06/17
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