内容説明
理念を持たず、労苦を厭い、よそ者を恐れ、目先の利を追うばかりの経済大国…。理念をかざし、他人のお節介を焼き、よそ者を募り、懐は火の車の政治大国…。太平洋を挾んで極端にちがう二者が向いあうことから生じる諸問題の火元を明快に指摘。「アメリカとは何か」という大テーマから説き起こし、「日本は何をなすべきか」という具体的提言に至る、パワフルな日米論。
目次
序章 「アメリカ」という大河小説、「日本」という私小説
第1章 コメ国の「米国問題」
第2章 アメリカの蘇生する日
第3章 外国人労働者が日本を救う
第4章 「何もできない」という選択
第5章 日本よ名を名乗れ
第6章 遠目で見たニッポン
第7章 民主的でなく資本主義でもなく
終章 石川好の出来るまで