内容説明
戦中戦後の混乱期にあって、家にいれば読書、外に出れば古本屋巡り…。小学二年生の時の最初の一冊『プルターク英雄伝』から、大学院生時代に感銘を受けた内藤湖南『先哲の学問』まで、39冊の思い出の書を通し、若き日の読書遍歴を回想。
目次
最初の一冊―『プルターク英雄伝』
夜店と古本屋―『茶話全集』『湖畔吟』
心躍りの筋道―『伊藤痴遊全集』『813』
円本―『大仏次郎集』『三銃士』
天王寺中学―『マノン・レスコオ』『田園の憂鬱』
劣等生暮し―『家族、私有財産及び国家の起源』『古寺巡礼』
回覧雑誌―『文芸五十年史』『ジョゼフ・フーシェ』
天井裏の我が世界―『支那思想と日本』『ヂュリヤス・シーザー』
見切りの端本―『第二貧乏物語』『戦争と平和』
生涯の師と終生の友―『日本資本主義論争』『随想録』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
徒生
7
谷沢永一さんが小学二年生に読んだ最初の本『プルターク英雄伝』から関西大学助手に就く大学院時代の『先哲の学問』まで、彼に影響を与えた思い出の書39冊を通しての読書自伝です。 蒐書20万冊超の稀代の読書人である彼が影響を受けた本の話は、それ自体教えられることの非常に多いもので、自分の無知を思い知りながらも、読書欲を非常に掻き立てられます。 また、現代と違い、求める本の入手に苦労した時代を経て養われた本への姿勢、付き合い方も参考になります。 読書好きな人ならきっと得るところの多い本であると思います。2016/02/05
岩間 宗達
2
読了。今の住まいのすぐそばで谷沢永一さんが生活していたとは驚きであった。出てくる地名はどれも身近であるものの、今では想像できないくらいに古書店がひしめき合っていたことが伝わってくる。特に最後の蔵書の整理は私自身規模は違えどいつか向き合わなくてはいけない問題である。2025/11/06
ipusiron
0
1999/1/21読了




