内容説明
一滴の血も流すことなく〈正義〉を貫くことは可能か?アンタミア標準暦4759年、一隻の星間連絡船が無人の惑星に漂着したことからドラマは始まった。銀河宇宙を舞台に絶対非暴力主義の行方を問う。第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
5
沢村氏は常に国家のありよう、理想の政治の形を模索し続けている、ことは知っていた。その原点がここにある。ファンタジーノベル大賞優秀賞候補作とあるが、同じ時に「バルタザール」が存在しなければ、優秀賞どころか大賞を受賞してもおかしくない出来だ。はっきり言って、同賞の優秀賞を受けた「ヤンのいた島」より断然いいと思う。もうどうにもならなくなったこの国で、まだ生きていようかなと思うのは、こういう作品にめぐり会うことがあるからだ。コメントへ2010/07/15
ojigineco
1
高校生の時読んで、ふと思い出して最近読み直しました。死刑制度、国の形、20年経っていろいろ見聞きした上で読むと当時見えてこなかった現代の問題についても考える切っ掛けになる1冊かな。2010/10/26
cheui
1
人を裁くってむずかしい。2009/10/08
まき
1
良く計算された話だと思った。でも私的にはだれにも感情移入できなくて感動はまったくなかった。残念。2009/10/09
τανυκυν
0
表紙は文庫版の方が良いですね。二部構成になっていますが,前半だけでもそれなりに完結しています。後半は,法廷ものになるのかと思いながら読んでいたら裏切られました。作者の着眼点にはいつも敬服しますが,今回も残念ながら「国家とは何か」という点での掘り下げが甘いと思います。「個人の信念」という方向に流れ過ぎてしまったように感じました。2013/10/03




