出版社内容情報
ビンラディンの頭上に舞い降りた新鋭ヘリ。十年のインテリジェンスが凱歌をあげた時、福島には黒い災厄が降りて来た。9.11から3.11――日本を巻き込んだ諜報の季節。
内容説明
ビンラディンの頭上を、突如急襲した黒い鷹。それは9・11以降十年に及ぶ謀報活動にアメリカが凱歌をあげた瞬間だった。だがまさにその時、フクシマの地は、ブラック・スワンの羽に覆われていた。原子炉にヘリで注水する果敢な「特攻作戦」も、日本が現代インテリジェンス戦に敗北しつつある象徴だった。日米同盟の亀裂と外交的孤立に二十年以上前から警鐘を鳴らして止まなかった著者の、書き下ろしノンフィクション大作。
目次
第1章 ブラック・ホークが舞い降りた
第2章 情報策源地グアンタナモ
第3章 テロリストたちの航跡
第4章 ワシントン支局長の264時間
第5章 戦争は一角獣に乗って
第6章 アメリカの余りに永き不在
第7章 縮みゆくニッポン
第8章 黒鳥が舞い降りた
著者等紹介
手嶋龍一[テシマリュウイチ]
1949年、北海道生まれ。卓越した文章力と取材力で知られるジャーナリストにして作家。NHKワシントン特派員時代に、次期支援戦闘機をめぐる日米の暗闘を描いた『たそがれゆく日米同盟』を、さらに湾岸戦争時の政治指導部の迷走を衝いた『外交敗戦』を相次いで発表し注目を浴びる。9・11同時多発テロにワシントン支局長として遭遇し、11日間連続の中継放送を担った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazyury
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makimakimasa
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