内容説明
ロマネスクへの憧憬、裸婦への愛着…画業60余年の創作秘話を縦横に語り尽す。
目次
ピサの斜塔と「舞妓」
私の舞妓
我がイタリア
私のやまと絵
ロマネスク巡礼
絵をかくよろこび
「おんな」
私の裸婦
冬の旅
裸婦無限
曲線豊かな女神たちに魅かれて
劉生の「愛情」
イタリアの思い出
イタリア美術について
絵を描くということ
西の空と東の空
画を描く楽しみ
著者等紹介
石本正[イシモトショウ]
1920(大正9)島根県那賀郡岡見村(現・三隅町岡見)に生まれる。1944(昭和19)京都市立絵画専門学校日本画科本科卒業。1949(昭和24)京都美術専門学校助手となる。1951(昭和26)第15回新制作協会展に《影》《旅へのいざない》を出品し、入選。新作家賞を受賞す(以後3回受賞)。1956(昭和31)新制作協会日本画部会員に推挙される。1959(昭和34)石本正、加山又造、横山操(1966より平山郁夫が加わる)による轟会が発足し、大作を発表する研究会的な展覧会として注目される。1960(昭和35)京都市立美術大学講師となる。1965(昭和40)京都市立美術大学助教授となる。1970(昭和45)京都市立芸術大学教授となる。1971(昭和46)新潮社第3回日本芸術大賞を受賞。第21回芸術選奨文部大臣賞を受賞。以後、全ての賞を辞退。1986(昭和61)京都市立芸術大学退職、同大名誉教授となる。京都芸術短期大学客員教授となる。1991(平成3)京都造形芸術大学教授となる。1995(平成7)京都造形芸術大学客員教授となる。2001(平成13)石本作品を収蔵・展示する島根県三隅町立石正美術館が開館される
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