ミチノオク

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103814061
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

震災から十余年、故郷東北を再発見する旅で出会う、歴史と人の心のオク。数々の天変地異に見舞われながら、ミチノクの人々はひたむきに生き、確かな文化や習俗を育んできた。西馬音内、黄金山、苗代島、遠野郷――生まれ育った仙台で執筆を続ける私小説作家が辿る、現代の「おくのほそ道」。東北で生きる人々の人生の曲折を、還暦を迎えた自身のこれまでと重ね合わせて描く、九つの紀行小説集。

内容説明

故郷東北を再発見する九つの旅で出会う、人の心のオク。様々な禍福の中で、曲折に満ちた人生を紡ぐ人々。安穏をセンリツせしめる静かな命のセンリツを私小説作家が綴る、新しい紀行文学。

目次

西馬音内
貞山堀
飛島
大年寺山
黄金山
月山道
苗代島
会津磐梯山
遠野郷

著者等紹介

佐伯一麦[サエキカズミ]
1959年、宮城県仙台市生れ。仙台第一高校卒。雑誌記者、電気工など様々な職に就きながら、1984年「木を接ぐ」で「海燕」新人文学賞を受賞し、作家デビュー。1990年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、1991年『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、1997年『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、2004年『鉄塔家族』で大佛次郎賞、2007年『ノルゲNorge』で野間文芸賞、2014年『還れぬ家』で毎日芸術賞、『渡良瀬』で伊藤整文学賞、2020年『山海記』で芸術選奨文部科学大臣賞を、それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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メタボン

31
☆☆☆★ 佐伯一麦の東北紀行文学。昔から災害、飢饉に苦しんできた土地故に、言い伝えや人柄に東北らしさがにじみ出るのは、私も旅行をしていて感じることだ。ただ更に佐伯一麦は、自分が東北の語り部になるのだとも言うべき並々ならぬ思いで文章を綴っている感じがする。死者との交流のような西馬音内盆踊り、涌谷の砂金採り、祖霊が鎮まる過去の世を表す月山・現世を表す羽黒山・未来を表す湯殿山そして山伏の修行、高校時代の友人で医者のAの膵臓がん、地震により陸地となった象潟と松尾芭蕉、会津の貞観仏、伝承の遠野郷。2024/07/28

信兵衛

14
地味な作品ですけれど、味わいは深い、そう感じます。 なお、作者と高校時代からの友人であるA医師との交流、胸に残ります。 また、特に印象に残った場所は、孤島である<飛島>。2024/07/31

都忘れ

5
震災後からコロナ禍にかけて東北各地を旅し、これまでに出会った人々のこと、自身の人生のことをその地の歴史と共に想起してゆく静かで深い私小説。西馬音内や遠野、山形の月山、飛島などに加えて、宮城の貞山堀、作者の近所でもある大年寺山、日本最初の金産出地にある黄金山と、どの地も宮城に住む者にはなじみのある場所だけに、自分の記憶と照らし合わせつつ、とても興味深く読んだ。東北各地の天変地異の痕跡と大震災後の心情が、身近な人々の死の思い出と共に心のうちに去来してゆく様が深く沁みいる読書体験だった。2024/07/23

夕暮

4
なかなか手強い作品だった。地理とかその土地にまつわる歴史とか郷土史的なものを読むのが本当に苦手だとわかった。2024/08/16

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2024年6月初版。初出「新潮」2019年11月号、20年2月号、11月号、21年8月号、22年4月号、10月号、23年5月号、10月号、24年3月号。九編の紀行私小説集。佐伯さんは『ショート・サーキット』からファンになり 四十年弱に亘って読んでいます。2024/10/11

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