内容説明
自転が極端に遅いため、花は空を飛び、クジラは陸を走り人類は移動を繰り返して太陽を追っている、惑星ダナン。その世界にまじない師の息子として生まれたラファシは、人々の称える天動説に疑問を持ち、星の謎を解こうとする。やがて悪魔の企てを見抜き、まじないの能力と愛の力で立ち向かってゆく。新しい感性が描く魔術的SF的創世神話。第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二里
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これがファンタジーならスターウォーズもファンタジーだよな、とちょっと思うSFとファンタジーの狭間のような作品。欲望に弱いウッパーシ、愚かなファドのような欠点のある人間を描きつつ、全体にかわいらしい話だった。部族がたくさん出てくる割にはあまり違いが判らなかったような。2013/09/15
yuri
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不思議な雰囲気でファンタジーというしかないのだけど、よくわからないお話でもあった。2011/09/27
Nori
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地球を捨てて違う星に辿りついた人類の遠い未来の物語。僕の感覚がおかしいのかもしれないけど読んでて、寓話というか昔話というかそんな雰囲気の感じがした。文章も読みやすくてサクサクと読めました。2021/04/14
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- 和書
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