内容説明
私はハングルに感電してこの国へ来た。初めての韓国留学を決意した在日三世・雅美。東京とソウル―ふたつの街を行き来する青春を新しい世代の感性で描く、待望の最新長編!「ほんとうの夏」併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うわじまお
24
2本の在日韓国人を主人公とした物語。作者本人の体験がもとになっていると察する。鷺沢さんはもうこの世にいないが、同世代なので、あーそんなかんじなのかと追体験しながら読んだ。切ないけど悪くない。そんな一冊でした。2016/07/12
reading
17
再読。在日韓国人という特殊な境遇における胸の内、葛藤が描かれているが、悩み苦しみながらも力強く生きて行く様は胸が詰まる思いもした。自身の韓国留学が下敷きになっているのだろうか。母国でありながら異国でもある国で苦悩しながら成長していく物語。2024/12/29
ほうき星
11
鷺沢さんの本3冊目の本書。2編からなる。主人公に自分を重ねているのかなと今回も思った。悩んでおられたのだろうか…。他にも作品はあるので読みたいと思う。2014/10/08
@かおり
5
ずっと読みたかった本。今となっては、友人のルーツが韓国だったとして、差別的な目で見る人は少ないような気がするが、当時祖母が韓国人であると告げられた鷺沢さんはいたく驚いただろう。そんな筆者の体験が元になっている2作。表題作は少し長い。自分は純日本人なのでわからないところが多いが、雅美は気にしすぎるところが多くて、海外で(しかも微妙な立場として)生きていくのはそんなにつらいことなのかと考えさせられた。それにしても、気にしすぎというか…周りの人はそんなに自分のこと見てないと思うのだが。。2016/07/23
べっちー
3
鷺沢萌を読み直そうと検索したらこの本が未読だった事判明。全部読んだつもりだったんですけど抜けてましたね。芥川賞の選考委員は村上春樹の才能も見抜けなかったくらいのレベル、鷺沢さんの本も評価低い。この作品も候補どまり。選考委員に問題ありそうです。在日韓国人の青春物語、日本人には気づかないこと知らないことわからないことが沢山出てきます。作家=主人公の苦悩が伝わってきます。2024/07/02




