日本人は思想したか

日本人は思想したか

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103779032
  • NDC分類 121
  • Cコード C0010

内容説明

日本の思想とは、何だったのか。和歌や物語から仏教、そして近代の思索まで、現在を代表する三大知性が、西欧とは違った形で展開した日本思想の意義を総括する、挑発に満ちた一冊。

目次

1 日本人の「思想」の土台
2 日本人の「思想」の形成
3 歌と物語による「思想」
4 地下水脈からの日本宗教
5 「近代の超克」から「現代の超克」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

9
戦後思想の巨人の一人、吉本隆明氏(惜しくも今年逝去)、碩学、梅原猛氏、若かりし頃の中沢新一氏、3名の思想家による鼎談(1995年発行の)本。哲学(西田幾多郎、桑原武夫、和辻哲郎他)、仏教(法然、親鸞他)、民俗学(折口信夫、柳田國男他)、古典文学(古事記、万葉集、今昔物語他)・・・様々な視点から、日本の思想について、論考・考察が加えられていた。非常に興味深かった。各頁には適宜適切に脚注が添付、前提知識なしでも概要把握は可能。読みたい本が増えるが、深く理解するために脚注文献にも当たってみたい。2012/12/01

まみ

4
20年越しで読めました!二章までは吉本ー梅原間のやり取りがあまり見られず(原発については互いに相容れないようだし)、盛り上がりを感じられなかったが、三章から先は相互に話に乗っかってナカナカ面白くなっているように思った。 といっても、内容を追えるだけの知識(日本史や文学、仏教等々)が私に足りていないので、フンイキだけの感想です。2017/09/27

3
日本人の思想、哲学は、明確な論理ではなく、茶道や、お能の稽古に現れていると、宗教も理論ではなく、ひたすら念仏であると、北陸では、聖徳太子信仰は、親鸞信仰であると、それは、低級な表れではなく、インディアンやアボリジニー、アフリカ原住民、縄文人の意識に繋がるものであり、資本主義経済社会を超越する何物かがあると。改めて、梅原さんの出発地が西洋哲学であること、京都学派として、西田幾多郎と並んで和辻哲郎を評価していることを知りました。吉本氏がばななのお父さんと紹介された時、何とも言えないよい表情をされたとのこと2020/06/28

みさと

3
吉本隆明と梅原猛、そして中沢新一という知の巨人たちの鼎談。この3人が縦横無尽に語り合う様は非常にエキサイティング。特に仏教と日本土着の精神世界について語り出した時には、どこまで行ってしまうのかと思うほど。3人とも日本の古典という古典をことごとく読んでいて、それぞれが少しずつ違った観点から相手を刺激し合いスパークしていく。柳田国男や折口信夫を抱きしめ直し、消化し直し、現代の言葉に直していく。中世世界というか妖しい世界に足を踏み込んでいく。自分たちのことをパラノイアだと断じつつも肯定していたのがおもしろい。 2019/04/11

半木 糺

2
本書に収録されている対談は、地下鉄サリン事件の直前になされたものである。あとがきにて、中沢は「これをきっかけに、日本人の思想には、目に見えるような地殻変動がおこるだろう」とまるで他人事のように書いているが、今に至るまで、オウム事件を思想史的に総括するという試みはされていない。なお、対談中にてしきりに、中沢は神秘体験に対するあこがれのようなものを表明しているが、これは宗教学者が陥りやすい病のようなものらしい。2009/03/19

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