内容説明
新潟で生まれ、福井で育ち、新潟に里帰りして一人前になったコシヒカリには12年の風雪に耐えた根性があった。その育成のドラマ。
目次
序章 コシヒカリの生みの親と育の親
第1章 米問題―餓死と飽食死の間
第2章 キーワードは“まぼろしの米”
第3章 明治生まれ、大正育ちの日本人
第4章 育種家・高橋のハダシ哲学
第5章 「稲のことは稲に聞け」
第6章 多面的に、総合的に見よ
第7章 もう一つの「父と子」の出発
第8章 昭和ヒトケタ、飢えの記憶
第9章 田畑輪換―理想と病身
第10章 家庭の幸福!?
第11章 早すぎたその晩年
第12章 53歳、肺癌の死
第13章 未亡人、山荘の26年間
第14章 散るさくら残るさくらも…
第15章 名著とうたわれた『稲の語る稲作』
第16章 昭和19年、新潟県長岡市
第17章 輝ける“農力1号×農林22号”
終章 貧しさと豊かさを貫く“道”
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