内容説明
私は、いまの日本の政治、あるいは世界の政治を「衆愚」政治ときめつけるつもりはない。そうではなくて、民主主義というものの生む現象形態のひとつに「衆愚」というものがあり、時と場合によっては、それが「衆愚の時代」という時代像をつくりうるという可能性を説きたいだけなのである。
目次
序章 截頭の季節
裁きの儀式(自民党裁きの儀式;神々が渇くとき―フランス革命2百周年;ニクソン辞任にみる裁きの論理)
社会主義の死(「体制」から「文明」へ;天安門事件の本質;社会主義が死んだ日―中越戦争の意味)
「南」の世界の「神々」(政治を舞う「女神」たち;ベトナム戦争の精神史;日本人が焼き打ちにあった日)
終章 人びとはなぜ渇く
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