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内容説明
昭和15年外務省入省、アメリカ勤務を命ぜられる。悪化の一途を辿る日米関係、若き外交官補は、巨大な歴史の波に呑みこまれはじめた―。世界史の渦の中で垣間見た昭和史の現場。
目次
昭和初期の学生時代
外務省入省
ワシントンへ
開戦直後のワシントン
日米開戦から抑留まで
戦時下のベルリン大使館
ベルリン最後の日々
再度のアメリカ抑留
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
筑紫の國造
8
大東亜戦争前年に外交官となった著者による回顧録。著者は開戦時アメリカにおり、また終戦時も抑留されてアメリカにいたという珍しい経験の持ち主。しかし、外務省入りたての若手外交官ということもあり、日米交渉に直接タッチした訳ではない。なので、日米交渉に関する事項は少なく、そうした目的で読むと当てが外れる。歴史的に重要な記述が皆無ではないが、読み物として楽しむのがいいだろう。2017/04/27
まゆこ
2
外交官として海外で過ごす太平洋戦争という視点は新しい。おもしろかった。2021/05/07